不妊治療

2017/07/11

ロング法、低刺激周期法とはどんな方法ですか

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ロング法、低刺激周期法とはどんな方法ですか

体外受精には、いくつかの方法があります。医師からロング法と低刺激周期法を勧められているという相談者さんから、それぞれのメリットとデメリットについて質問が寄せられました。

不妊治療に関する相談:「体外受精のロング法と低刺激周期法について」

不妊症で治療を受けています。40代目前という年齢から体外授精を勧められていて、ロング法と低刺激周期法を提案されています。それぞれのメリットとデメリットが分からないのですが、どのような特徴があるのでしょうか。また2回流産を経験しているのですが、不育症の検査をしておくべきでしょうか。(30代・女性)

採卵日がコントロールしやすいロング法

相談者さんが医師から勧められている方法の一つであるロング法について、専門家にその特徴を伺ってみましょう。

ロング法は、卵胞発育が均一になり採卵日がコントロールしやすいため採卵が容易であることが特徴です。その半面、下垂体ホルモンを抑制するための注射が多くなり、卵巣予備機能が悪いと卵胞が上手く育たない場合もあります。また、hCGを使用するため卵巣過剰刺激症候群を引き起こす可能性があります。(看護師)
ロング法は排卵せずに、採卵が出来るという利点があります。しかし、通院の頻度や薬剤に伴う卵巣過剰刺激症候群が強く出る可能性があります。(看護師)

通院回数が少ない低刺激周期法

続いて、もう一つの選択肢として相談者さんが提案されている低刺激周期法についてです。通院回数が少なくて済むため働く女性には選択しやすい方法といわれていますが、他にはどのような特徴があるのでしょうか。

低刺激法では、基本的に排卵誘発剤を使用しないので通院回数が少なくて済みます。また、周期的な採卵が可能で身体への負担も少ないとされています。しかし、生理不順の場合は適用されませんしタイミングが合わなければ採卵出来ないこともあります。(看護師)
低刺激周期法は、通院回数が少なくて済みます。ただし、通院する前に排卵した場合採卵出来なくなるというデメリットがありますので、生理周期が不規則な人には不向きな方法といえるでしょう。(看護師)

不育症の検査は受けるべき?

不育症は、妊娠出来ても流産してしまうもので習慣流産とも呼ばれています。2度の流産経験がある相談者さんは、何が不育症の原因なのか検査を受けておくべきなのでしょうか。

不育症である可能性を踏まえての体外受精法の選択なのかそうでないのかは、相談文からは判断が出来ないため何ともいえないところです。不育症の検査については、担当の医師に相談してみるのが良いでしょう。(看護師)
不育症の検査は、検査する項目にもよりますが数千円から数万円と幅があります。どの項目を選択するかによって異なりますので、検査を希望するのであれば必要かどうかの判断と併せて病院に確認してみましょう。(看護師)

ロング法は採卵日がコントロールしやすく、低刺激周期法は、通院回数が少なくて済みます。しかし、それぞれメリットもあればデメリットもあるので、不育症の検査が必要かどうかもあわせて医師に相談しましょう。


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