虫歯・歯医者

2014/08/13

3歳までに虫歯菌に感染しなければ、一生虫歯にならないって本当?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

3歳までに虫歯菌に感染しなければ、一生虫歯にならないって本当?

歯は食事を楽しむためだけでなく、全身の健康維持にも重要な役割を担っています。子供の虫歯対策に心を砕いているママも多いのではないでしょうか?「なるカラ」にも、子供が虫歯菌に感染しないよう苦心しているママから相談がありました。医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイトなるカラの看護師さん達はなんと答えているでしょうか?

ママからの相談:「子供に虫歯菌を移さないように気をつけていますが、この努力は無駄でしょうか?」

3歳までに虫歯菌に感染しなければ一生虫歯にならないと聞いて、子供の虫歯菌対策を頑張っている。でも、幼稚園に入れば虫歯菌の感染を防ぐことは不可能になるため、今行っている努力は無駄になってしまうのではと心配なママからの相談です。

3歳までに虫歯菌に感染しなければ一生虫歯にならないという話を聞いた事があるのですが、それは本当ですか?現在我が家では、子供に虫歯菌をうつさないために色々と気を使って生活しています。大人の食べかけを与える事はありませんし、飲み物の回し飲みはしませんし、食事もそれぞれ別のお皿に取り分けてから食べますし、大人用と子供用で食器も分けています。これらの行動によって虫歯菌の感染を防ぐ事はできるのでしょうか?また家でいくら気をつけていても、幼稚園にあがればお友達と同じコップに口をつけることもあると思います。そう考えると、結局遅かれ早かれ虫歯菌には感染すると思います。虫歯菌に感染させないように努力するという事は無駄な行為なのでしょうか?

虫歯菌の感染を一生防ぎ続けることはできませんが、今の努力は無駄ではありません!

虫歯菌の感染を一生防ぎ続けることは不可能ですが、乳歯が完成する3歳ころまで極力虫歯菌の感染を防ぐことで、虫歯になりにくくすることができるので、努力は無駄ではないと教えてくれました。

3歳までに虫歯菌に感染しなければ一生虫歯にならない。よく聞きますが、残念ながらこれは間違いです。大人になってからも永遠に虫歯菌(ミュータンス菌)を口に入れないのは不可能です。よって、口腔内の清潔が保たれていなければ虫歯になる可能性は十分にあるのです。しかし、質問者さんが今まで行ってきたことが全くの無駄というわけではありません。3歳まで(正確には乳歯が出来上がるまで)の時期は、口の中の常在菌が整わず、細菌バランスが未完成のため最も虫歯菌に感染しやすい時期です。 そのためこの時期に虫歯菌に感染すると一気に増殖します。逆に言えば、この時期に虫歯菌を極力入れないようにすれば、あとは口の中の常在菌が守ってくれます。よって、3歳までに虫歯菌に感染しないことはとても重要なのです。 (看護師)

虫歯を防ぐには、フッ素を塗布したり、歯のエナメル質を溶かす食品に気をつけて!

口の中への虫歯菌の侵入を阻止するのは不可能なので、虫歯にならないためには、こまめに歯磨きをし、虫歯菌から歯を守るフッ素を塗布したり、歯の表面のエナメル質を溶かす酸性の食品に気をつけるようアドバイスがありました。

完全に虫歯菌を入れないのは不可能なので、虫歯菌を撃退することも大切です。こまめな歯ブラシやフッ素の塗布などで虫歯菌からお子さんを守ってあげてください。 (看護師)
虫歯菌は多かれ少なかれ口腔内に存在します。重要なのはその菌を歯の奥に侵入させない事です。歯は表面をエナメル質で覆われ、菌が歯の内部に侵入することを防ぐ働きをしています。そのエナメル質は、酸性や糖質で溶けやすい性質を持っています。そのため、酸性の強い炭酸飲料や酸っぱい食べ物、糖分の多いお菓子類を食べると虫歯になりやすいといわれています。虫歯を予防するために一番気をつけたい食べ物はグミやあめ、キャラメル類です。これらは口の中に長い時間留まっているので、その分エナメル質を溶かす時間も長くなってしまうからです。また、炭酸などの酸性飲料を飲んだら最後にお水やお茶で口の中を洗い流す事も大切です。 (小児科看護師)

虫歯菌をできるだけ口の中に取り込まないよう気をつけるとともに、酸性の食べ物や歯磨き、フッ素塗布など複合的に歯のケアをして、健康な虫歯のない歯を目指しましょう!


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