2017/07/14

中心結節って?乳歯の生え変わり期のトラブルに対処するには

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

中心結節って?乳歯の生え変わり期のトラブルに対処するには

乳歯から永久歯への生え変りの時期には、様々なトラブルが起こりやすいです。例えば「中心結節」は永久歯に出来る小さな突起ですが、親が早期に気付いてあげることが大切です。乳歯の生え変わりの時期は、どんなことに注意すればいいのでしょうか。

12歳の子どものママからの相談:「臼歯の中心の突起が折れて炎症が…虫歯以外にも気を付けることって?」

長女の臼歯の中心に突起があるのは気付いていましたが、学校の検診で虫歯もなく放置していました。しかし、スポーツで歯を食いしばった後に突起が折れ、そこから雑菌が入ってすごい痛みと腫れが起こりました。子どもの歯というと虫歯対策ばかりがクローズアップされますが、生え変わり期には虫歯の他に親が気をつけなければならないことは何でしょうか。(30代・女性)

中心結節に気付いたら早めに対処

臼歯の生え変わりは、通常10歳以降に起こります。このような臼歯に起きるトラブルは気付くのが遅れやすく、治療も遅れてしまいがちです。

おっしゃるような臼歯の突起を中心結節といい、特に下の歯や真ん中から5番目の小臼歯に見られることが多いです。小臼歯の生え変わりは10歳頃のため、相談者さんのように症状が出現する前に気付きづらいです。そのため奥歯が生え変わる時期に、中心結節がないかをしっかり観察することが大切です。中心結節に気づいた場合は、突起の周りを埋めて補強するか突起の頭を数カ月に少しずつ削っていく方法で歯の神経を傷めずに破折を予防します。結節の発見は、早ければ早い程良いでしょう。(歯科衛生士)

生えたての永久歯は虫歯になりやすいので注意

生え変わりの時期に注意が必要なのは、やはり虫歯です。専門家も指摘するように、新しい永久歯は虫歯になりやすいようです。

一般的に12歳くらいまでに永久歯に生え変わりますが、生え変わりの時に注意することは、やはり虫歯にならないようにすることです。生えたての歯は表面が粗く汚れが付着しやすいので、丁寧に磨いて虫歯にならないようにして下さい。予防のためにも、正しい歯磨きの仕方を教えてあげてください。フッ素入りの歯磨き粉や、キシリトールのガムも効果があります。(看護師)

生え変わりの時期はよく口の中を観察し、歯科健診を!

思わぬトラブルが起きていることがあるため、臼歯が生え変わる時期は、パパやママが子どもの口の中をチェックしましょう。この時期に歯科で定期健診を受けるのもお勧めです。

生え変わりの時は、乳歯が上手く抜けなかったり歯肉炎を起こしやすいので口の中をよく観察して下さい。乳歯が抜けず歯茎から永久歯が出てきた場合は、抜歯してもらいグラグラしている歯を無理に抜いてはいけません。出来るだけ自然に生え変わるのを待って下さい。(看護師)
学校の健診では、虫歯がなければ健康な歯として記録されているかと思います。生え変わり期の対策としては、定期的にかかりつけ歯科医の健診を受けることが大切です。これは、歯並びや噛み合わせの管理にも有益なことです。(歯科衛生士)

お子さんが10歳ともなると、親がいつも口の中をチェックするわけにはいかなくなります。生え変りの時期は、中心結節や虫歯などのトラブルが起きやすいです。永久歯が生え揃うまでは、注意して見守っていきましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加