発熱

2017/07/19

子どもが発熱。身体を冷やす・冷やさないの判断は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもが発熱。身体を冷やす・冷やさないの判断は?

子どもが高熱を出した場合は、保冷剤など冷たいものを脇の下にあてて身体を冷やすと良いといわれます。しかし、どのタイミングで冷やせばいいのか分からないという相談が寄せられています。発熱時の対応について、専門家に尋ねてみました。

1歳児のママからの相談:「子どもが高熱を出した時、どのタイミングで身体を冷やせば良い?」

娘が1歳の頃に、40℃の高熱を出しました。深夜だったため、とりあえず小児相談が出来る所に電話をしたところ「脇の下や頭を冷やして様子を見て、手足に汗をかいている間は冷やすように」と言われました。その際「手足が冷え切ったら、冷やし過ぎないように」とも言われましたが、その加減がよく分からず結局翌朝病院へ連れて行きました。例えば「熱が何℃なら○○する」という基準があれば知りたいです。(30代・女性)

子どもの全身状態をよく観察

何℃になったら冷やすというきまりはなく、子どもの全身状態を見て対応することが大切です。水分が摂れてよく眠れているなら様子見でも構いませんが、下痢・嘔吐があったりぐったりしている場合はすぐに病院を受診してください。

その時の体調や子どもによっても違いがあります。お子さんの様子が普段と比べてどうなのかを判断することが大切です。熱があっても活気があれば緊急性は低く、水分も食事も摂れていれば経過を見ていいでしょう。子どもは体温調節が未熟なため、手足で体温を調節します。お腹などは重要な臓器が集まっており、触ってみて自分の体温と同じ程度なら様子を見ていいでしょう。(看護師)
40℃以上の熱でも、水分が摂れて眠れているなら朝まで様子を見ても大丈夫でしょう。但し、呼吸が苦しそう・激しく咳をしている・下痢や嘔吐を繰り返す・ぐったりしているなどの場合は、夜間でも病院を受診して下さい。もし判断が難しければ「♯8000」の厚生労働省の「小児救急でんわ相談」に電話をし、対応について相談してみてください。(看護師)

手足の冷たさ・温かさを目安に

手足を触ってみて冷たければこれからまだ熱が上がる段階ですが、温かい場合は熱が上がりきった証拠です。熱の上がり始めは温かくして、熱が上がりきった頃に身体を冷やしてあげましょう。

熱が何℃かよりも、発熱がどの段階にあるのかが大切です。これから熱がもっと上がろうとしているのか、熱が上がりきって身体が放熱しようとしているのかで対処が異なるためです。それを見極める方法が、「手足の冷たさ・温かさ」です。(看護師)
熱はあるが手足が冷たい場合は、これからまだ熱が上がる状態です。身体は熱を蓄えるために血管を収縮させ、末端である手足が冷たくなります。この場合は、汗をかかない程度に身体を温めてあげることが必要です。手足が温かい場合は、熱が上がりきり身体が放熱して熱を下げようとしている状態です。この場合は脇の下や足の付け根、首の後ろなどを冷却ジェルなどで冷やし、熱の放散を助けてあげましょう。(看護師)

熱が出た場合は、体温そのものよりもお子さんの全身状態を見ることが大切です。熱の上がり始めは温かく、熱が上がり切って放熱し始めた頃に脇の下など大きな血管が通っている部位を冷やしてあげると良いでしょう。


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