妊娠中の病気・身体の悩み

2015/04/25

妊娠後の激しい空腹感…その原因と対策とは!?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠後の激しい空腹感…その原因と対策とは!?

妊娠中はつわりに悩む人がいる一方、旺盛になりすぎる食欲に悩む人も少なくありません。お腹の子どものためには栄養が必要ですが、食欲に任せて食べたら太ってしまうのではと悩むママからの相談に看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

プレママからの相談:「無性にお腹が空くのは通常のことですか?食べすぎで太るのが怖いです」

妊娠してからそんなに動いていないのに無性にお腹が空きます。私は昔太っていたので、また同じような体型になってしまうのではないかと怖いです。そのため、お腹は空くけど食べすぎないように気をつけています。でも母は、無理にでも食べないと子供に栄養が行かないからと言って食べさせようとします。妊娠したらお腹が空くのは通常のことなのでしょうか。(20代、女性)

妊娠中は、食欲が増します。

妊娠中は黄体ホルモンの分泌の影響で、食欲が増します。しかし食べ過ぎによる体重増加は妊娠高血圧症の原因になるので注意が必要です。

妊娠中は黄体ホルモンの分泌が盛んになり、食欲が増進されます。また、赤ちゃんや胎盤の成長、羊水のためにたくさんの水分や栄養を必要としますから、お腹が空いたら食べられるものを摂るようにしてください。しかし、妊娠中の体重の増えすぎは妊娠高血圧症にもなりやすく、産道が狭くなるなどよくありませんから、体重のコントロールには注意してください。(産科・婦人科看護師)
赤ちゃんに栄養が取られるためお腹が空くと言われていますが、実際に必要なカロリーは妊娠初期で1850kcal、妊娠中期で2050kcal、妊娠末期で2250kcalと、大幅にカロリーを増やす必要はありません。妊娠中に理想とされる体重の増加は、妊娠前の体重がどれくらいだったかによりますが、妊娠前のBMIが標準の20~24の間の場合ですと7~12kgまでと言われていますので目安にして下さい。食べなさ過ぎて赤ちゃんの成長が良くないようなら問題になりますが、赤ちゃんさえしっかり育っていれば無理をして食べる必要はありません。(一般内科看護師)

バランスの良い食事と適度な運動を。

肉や野菜など様々な食材をバランスよく摂り、適度な運動を行いましょう。こまめに体重を量る、食事内容をメモするなど意識を高める方法もアドバイスしてくれました。

体重が気になるのでしたら、毎日、体重を測って、必要以上に体重が増えていないかチェックしてください。洋菓子のように脂肪分や糖分を多く含むもの、高カロリーのものは控え、肉より魚、野菜、果物、海藻類、キノコ類、大豆製品、乳製品などバランスのとれた食事を心がけてください。食べ過ぎが気になる時は、食べた物をメモしておくと、食事量の目安になります。(産科・婦人科看護師)
買い物に行く時は必要なものをあらかじめメモし、スナック菓子などはストックしないようにしてください。食事だけでなく、運動も必要ですから、家事以外に30分程度の散歩や、軽い体操、ストレッチなども行うようにしましょう。母乳栄養ですと自然に体重が減少することも多いですから、あまり心配なさらないでください。(産科・婦人科看護師)

妊娠中は食欲が増しますが、赤ちゃんのために大幅に摂取カロリーを増やす必要はありません。バランスの良い食事と適度な運動を心がけてください。


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