湿疹

2015/04/26

脂漏性湿疹?注意したい4つの症状

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脂漏性湿疹?注意したい4つの症状

生後間もない赤ちゃんによく見られる湿疹。よく洗っているのにいっこうに治らず、逆にかさぶたが大きくなってしまったというお母さんからの相談について看護師さんたちはどのように答えているのでしょうか。

子供の皮膚炎についての相談:「頭にできたかさぶたが治りません」

生後1か月の赤ちゃんの頭にかさぶたのようなものができてしまいました。沐浴の時に洗っていますが治らず、むしろかさぶたが大きくなっています。ボディソープが合わないのかと、いろいろなタイプを試しましたが、どれも同じで変わりません。皮膚科や小児科で診てもらった方がよいのでしょうか。病院にいくことで赤ちゃんが病気に感染してしまうのが怖く、できることなら自宅で治したいのですが可能でしょうか。(26歳・女性)

成長と共に治ることが多いもの

この湿疹に明確な治療法はなく、1歳くらいまでに自然治癒するケースが多いようです。

生後まもない乳児は新生児脂漏性皮膚炎といって、黄色いかさぶたがよく発生します。頭皮の他に、鼻やおでこ、耳など汗をかきやすい場所、皮脂の出やすいところに発症します。原因は主に3つあり、1つ目にお母さんのホルモンの影響、2つ目に皮脂量が増えて皮脂の分泌が盛んなため、3つ目に皮膚を保護するため、と考えられています。(産科・婦人科看護師)
これは乳痂(新生児脂漏性皮膚炎)と呼ばれる黄色がかったまだらのかさぶたで、生後6カ月頃までの赤ちゃんに見られます。頭以外にも汗をかきやすいおでこ、耳、眉毛の周りに発症することが多いですが、清潔にしてないとか、ボディソープの問題ではありません。まだ原因がわかっておらず治療法がありませんが、一般的に、成長と共に自然に治癒する場合が多いです。(一般内科看護師)
こすったり、無理にはがしては逆に皮膚を傷つけるので、普段の沐浴で様子を見ましょう。一時的なもので、半年~1年後までに改善されることが多いです。シャンプーの前にワセリンやオリーブオイルでふやかして取る方法もありますが、自然に剥がれるのを待つのがいいと思います。ベビーオイルはミネラルオイルのため脂漏性皮膚炎にはあまりよくなく、植物性のオイルがよいようです。(産科・婦人科看護師)

赤ちゃんが痛がっている場合は病院で手当を

自然治癒を待ってもいいですが、以下のような場合は医者に相談して下さい。

シャンプーはベビー用のものを使いましょう。沐浴のあとは、しっかり頭皮を乾かしてください。かさぶたの落ちた寝具やタオルはこまめに取り替えます。赤ちゃんが痒がってたり、膿むようでしたら、早めに病院に連れて行きましょう。皮膚の疾患は手入れを間違うと悪化させることがあるので、直接医師に診てもらい、処置の仕方や軟膏などの処方を受けたほうがよいと思います。(産科・婦人科看護師)
対処法としては沐浴の時にしっかり皮脂をとってあげることくらいしかありません。擦り過ぎて傷をつけないよう優しくマッサージする程度にして下さい。しかし以下のような症状が見られる場合には病院の受診が必要になります。

1. 赤ちゃんが痒がっている、または痛がっている
2. 頭皮に赤みや出血がある
3. かさぶたの量がとても多い
4. 1歳になっても治癒しない

脂漏性皮膚炎は、生後6カ月~1歳で良くなることが殆どで、これは皮脂の分泌が落ち着いてくるためといわれています。しかし何か心配なことがあれば、早めに主治医に相談してください。(一般内科看護師)

1歳くらいまでに治る場合が多いですが、上記4点のような症状があり心配な場合は、受診を検討するとよいでしょう。


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