NST検査

2015/04/27

NST検査で胎児の心拍数が高い場合、何か異常があるの?

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NST検査で胎児の心拍数が高い場合、何か異常があるの?

妊娠中、お腹の中にいる赤ちゃんの心拍が早くなるのは、どのような時なのでしょうか。胎児の心拍数が高いと、心臓病を抱えて生まれてくる可能性があると聞き心配する相談者の方に、看護師さんたちは何と言っているのでしょうか。

胎児の心拍数についての相談:「NST検査で胎児の心拍が早いと言われました」

現在39週で臨月です。先日のNST検査で赤ちゃんの心拍が早いと診断され、心拍が早いと心臓に病を抱えて生まれてきたり、死産になる可能性が高くなるとインターネットでみました。検査時に心拍が早くても、産後正常に戻るということはあるのでしょうか。私が緊張している時も胎児の心拍数が上がることがあると聞きましたが、本当でしょうか。 (20代・女性)

一時的に心拍数が上がることも

ママの心拍数が高い時は、お腹の赤ちゃんも一時的に心拍が早くなることはあるようです。ママの不安は赤ちゃんにも伝わるので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。

胎児の心拍数は140程度が平均ですが、お腹の中で動き回り200近くになる場合もあります。ママが頻脈や薬を服用中など特別な理由がなければ赤ちゃんに異常があることは少なく、胎動による一時的な場合が多いです。(産科看護師)
ママがドキドキして心拍数が上がると、胎児も同じ様な状態になります。例えば病院に着いてすぐ血圧を測った時や、緊張している時、あるいは白衣高血圧(医師や看護師などが血圧を測定すると高値が出る)で心拍数が上がる場合、胎児の心拍数も自然と上がります。(小児科看護師)
胎児や新生児は身体も小さく心臓も成人と比べ未発達なため、1分間に110~160回と成人の約2倍の心拍数です。現段階で赤ちゃんがよく動き心拍数が多いのはむしろ元気な証拠で、産まれてから心拍が早いのも特に異常ではないので安心してください。(産科看護師)
胎児の動きや心拍の数値、ママが安静にしている状態での心拍の変化の有無などが重要なポイントとなりますが、今回の健診時で特に話がなかったのなら心配はいらないでしょう。(産科看護師)
長時間の頻脈や心拍の波形に異常があれば、何らかの疾患があると判断して帝王切開になることもあります。しかし頻脈より脈が少ない方が問題ですし、ママの不安は赤ちゃんも察知するので、あまり神経質にならずリラックスしてください。(産科看護師)

赤ちゃんの胎動に注意

心配されている心臓の疾患については、異常があれば妊娠中期頃には判明しているでしょう。赤ちゃんの胎動が急に減ったと感じた時は、すぐに病院を受診してください。

予定日が近づくと胎動が少なく感じられますが、赤ちゃんの動きが急に少なくなった時は病院にすぐ連絡してください。また、赤ちゃんの心臓に障害がある場合は中期頃に判明することがほとんどで、その場合は専門医から説明が行われた上で、心臓への負担が最も軽い帝王切開での出産が選択されます。(産科看護師)
早産に当たる時期で、胎児の動きが少ない状態であるにも関わらず心拍数が高い時は、すぐに病院を受診してください。この様な場合でも1度きりの結果で判断することはなく、少なくとも数回はNSTをとり超音波や他の検査も行われると思います。 (産科看護師)

ママが緊張していたりして心拍数が高いと、お腹の赤ちゃんも同じような状態になることがあります。ただし胎動が急に少なくなるなど異変があれば、すぐに病院を受診した方がよいでしょう。


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