低血圧

2015/04/28

妊娠中の低血圧が辛い。何か改善策はある?

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妊娠中の低血圧が辛い。何か改善策はある?

妊娠すると、もともと健康な人でも低血圧になりやすいとよく言われます。以前から低血圧だったが妊娠してから更にひどくなり、朝起き上がるのも大変だという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

妊娠中の低血圧についての相談:「低血圧で起き上がるのも辛いです」

もともと血圧が低い方でしたが、妊娠してからずっと低血圧です。妊娠初期はつわりをしのぐことに精一杯で気づきませんでしたが、妊娠22週目の現在では起床時に上半身を起こすのも辛い状態です。本で「妊婦の高血圧は心配だが低血圧は問題ない」と書いてありましたが、この状態があと数カ月も続くのかと思うとうんざりします。何か対処法はないでしょうか。(30代・女性)

妊娠期間中を通して低血圧になりやすい

妊娠すると多くの血液と栄養が必要なため、普段低血圧ではない方でも低血圧になることがあります。妊娠初期はつわりで十分な飲食ができず、また中期~後期に入ると、大きくなった子宮が血管を圧迫して低血圧になりやすいようです。

妊娠すると大量の血液が必要なので、普段は低血圧ではない方も低血圧になることがあります。妊娠初期はつわりで飲食量が低下して、目眩や立ちくらみなどの「起立性低血圧」を起こしやすく、妊娠中期~後期にかけては、大きくなった子宮が下大動脈を圧迫して血液循環が悪くなり、横になっている時に「仰臥位低血圧」が起こることもあります。(産科看護師)
妊娠中期~後期は、仰向けで寝ると太い血管が圧迫されて血液循環不良になり、目眩・嘔吐・呼吸困難などの原因になります。できるだけ横向きで休むようにすると、身体への負担が少ないです。(消化器科看護師)
身体を冷やさない、急に立ち上がらない、長時間の外出は控える、横になる時はお腹を圧迫しないようクッションなどを使い楽な姿勢で休むなどしてください。(産科看護師)
身体の中の水分量が減ると低血圧になりやすく、特に睡眠中は汗をたくさんかくので、起床後すぐに水を飲むとよいです。(消化器科看護師)
医師からの水分制限や浮腫がなければ、1日2000mlを目安に水分補給をしてください。但し、タンニンを含む緑茶やコーヒーは鉄分の吸収を妨げるため、食事中や食後すぐに飲むのは控えましょう。(産科看護師)
低血圧の改善には、睡眠をよくとることと、低血圧であることを気にしすぎないことも大切です。心配しすぎずに十分休むようにしてください。(看護師)

妊娠中は低血圧になりやすく普段より多く水分を摂るようにしましょう。就寝中は血管を圧迫しないよう、できるだけ横を向いて寝るとよいようです。


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