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2017/07/24

高齢者に多い「子宮脱」…産後にも起こりやすいってホント?

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高齢者に多い「子宮脱」…産後にも起こりやすいってホント?

高齢になると起こりやすい子宮脱ですが、産後に起こることがあるのでしょうか。今回の相談者さんは、2児のママです。2人目を出産したあと上の子を抱っこしていたら、子宮脱が起こるからあまり動かないよう注意されたとのこと。出産と子宮脱の関係について、専門家に聞いてみました。

産後の体調についての相談:「出産後に子宮脱が起こることはありますか?」

1人目が3916g、2人目が4262gでいずれも自然分娩で出産しています。2人目の出産で入院中に赤ちゃん返りしていた上の娘を抱っこしていたら、助産師さんに「赤ちゃんが大きかったし、激しく動いたら子宮脱を起こすので出来るだけ動かないで。」と言われました。子宮脱は高齢になってから起こるものだと思っていましたが、産後にも起こるのでしょうか。3人目の妊娠を希望しているので、参考に教えて下さい。(30代・女性)

筋力の低下で起こる「子宮脱」。産後も起こる可能性はアリ

高齢になると起こりやすい子宮脱ですが、産後は子宮周りの筋力が衰えるため起こることがあるようです。

子宮脱は、骨盤底筋・子宮を支えている靭帯の緩みや、筋力が低下することで起こります。子宮脱になると、トイレで力んでいる時や歩いている時にも子宮が膣から出てきます。自然治癒することはなく、手術での治療になります。高齢の人がなるものだと思いがちですが、産後は骨盤が歪み骨盤底筋や子宮周りの筋力も衰えているため、子宮下垂や子宮脱を起こしやすい状態です。(看護師)
子宮脱は更年期以降の女性に起こりやすいですが、出産後にも起こる可能性はあります。子宮脱が起きるのは、子宮を支えている筋肉や靭帯などが出産により伸びることやダメージを受けて緩むことが原因とされています。年齢が高い人に多いですが、出産後に重たい物を持ち上げたり子どもを抱っこすることなどで負担がかかり子宮脱を起こすことがあります。(看護師)

予防のための運動を。重い物は持たないよう注意して

予防のためには、1日数回簡単な運動を心がけると良いそうです。また、産後しばらくは重たい物を持たないようにしましょう。

お子さんが大きかったのであれば、通常よりも子宮脱を起こしやすいと思います。予防のため、骨盤底筋を鍛える運動を行なって下さい。簡単な方法として、肛門をキュッと引き締めて3~5秒キープします。これを1日に数回行なって下さい。排尿の途中であえて尿を止めるトレーニングもあります。骨盤矯正運動に加えて行ないましょう。また、重い物を持つなど腹筋を使うことは避けましょう。(看護師)
産後に多く動いたり重たい物を持ったりすると、骨盤の安定に時間がかかります。回復が遅れて骨盤底が正常な状態に戻りきらず、高齢になってから骨盤底筋の筋力が低下して子宮脱や尿漏れを起こすことがあります。年齢を重ねてから起こることもあるので、産後は重たい物を持つことは避け、無理をしないことが大切です。(看護師)

出産によっても子宮脱が起こりやすくなるようです。産後しばらくは、上の子を抱っこする時に腰に負担がかからないよう気を付け、重い物は持たないようにしましょう。予防のための運動を毎日数回行なうこともお勧めです。


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