高温期

基礎体温の高温期が長い原因は、ストレス?

正常に排卵がある場合の基礎体温グラフは、高温期と低温期の二相に分かれています。高温期は、黄体ホルモンの働きにより14日~±2日くらい続きます。今回は、高温期が異常に長い場合に考えられる原因について専門家に伺いました。

基礎体温について18歳の女性からの相談:「高温期が長いのはストレスのせい?排卵日が分からないので困る」

1年以上前から基礎体温を計っていますが、最近高温期が異常に長く続くのが気になります。あまりに長いので妊娠と勘違いし、妊娠検査薬を試したこともあります。また、高温期が長過ぎて排卵日がよく分かりません。グラフは低温期と高温期の二相になっています。ストレスが溜まりやすいタイプなのですが、ストレスで高温期が長く続くことはあるのでしょうか。(10代・女性)

黄体ホルモンの分泌異常が起きている可能性も

高温期は、黄体ホルモンによって維持されています。高温期を長引かせる原因の一つとして、黄体ホルモンの過剰分泌が考えられます。性行為とは関係がないようなので、感染症などの心配はないと思われます。

高温期は通常10~14日で、2週間以上続く場合は妊娠の可能性があります。妊娠していない場合、黄体依存症といわれ黄体ホルモンの分泌異常が考えられます。ホルモン剤で生理を早めるか、そのまま生理が始まるのを待つしかありません。毎回続くようでしたら病院を受診した方がいいでしょう。(看護師)
妊娠していないにも関わらず高温期が長く続く場合、黄体依存症(ハルバン症候群)の可能性があります。黄体依存症は黄体ホルモンの分泌が通常より過剰になり黄体の寿命が長くなるため、高温期が長く続きます。これは性行為とは関連がなく、正式な病気として認識されていません。ホルモン剤で強制的に生理を開始させるか、黄体が消滅して生理が来るのを待つのが一般的です。(看護師)

ストレスが原因のことも…

黄体ホルモンの分泌異常は、なぜ起きるのでしょうか。ホルモンのバランスを崩す原因は、ストレスや睡眠不足が関係しているかもしれません。

ストレスや疲労などでホルモンバランスが乱れると、黄体ホルモンが過剰分泌されて高温期が長引きます。ストレスを溜めない、睡眠時間を確保する、バランスの摂れた食生活をするなど、生活習慣を見直してホルモンバランスを整えましょう。(看護師)

妊娠しやすいのは高温期になる前後

高温期が長過ぎて排卵日が分かりにくいということですが、排卵は基礎体温が最も下がる低温期~高温期へ移行する時期に起こります。

まだ10代ですから卵巣機能が充分に発達していないことも考えられますが、低温期と高温期の二相になっているのでしたら排卵は起きていると思われます。基礎体温が最も低くなる前後に排卵が起きますから、高温期へ移行する前後5日間が妊娠しやすい時期といわれています。(看護師)

相談者さんがおっしゃる通り、ストレスが高温期を長引かせる原因になっている可能性があります。専門家の意見では、病気ではないので治療を急ぐ必要はないようですが、一度婦人科などの専門医を受診なさると安心です。


2017/07/25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)