床上げ

2017/07/22

遅くなった産後の床上げ。次回もまた同じ?

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遅くなった産後の床上げ。次回もまた同じ?

産後1カ月過ぎた頃には普段の生活に戻れる人が多いようですが、しばらく時間がかかる人もいます。1人目の出産後の床上げに時間がかかった場合、2人目も同じくらい時間がかかるのでしょうか。

産後の床上げについての相談:「1人目出産後床上げまで半年かかったため、2人目の出産後が心配です」

1人目を出産したあと日が経つうちに恥骨や腰、背中の痛みが酷くなり、ついには歩けなくなってしまいました。産後数カ月は寝たきり、あるいは座ったままじっと動けず半年くらいでようやく普通に歩けるようになりました。このように1人目で産後の床上げが遅いと、2人目も同じ経過をたどる可能性は高いのでしょうか。それが不安で、なかなか2人目の妊娠に踏み切れません。(20代・女性)

産後の肥立ちは毎回同じとは限らない

産後の回復については、2人目も同様とは限りません。しかし2人目の場合、上の子が小さいと手がかかって身体を休めることが出来ないことがあるため、産後の肥立ちが悪くなるケースが多いようです。

産後の床上げは毎回同じではないですが、上の子のお世話があるため2人目は産後の肥立ちが悪くなるといわれています。皆がそうではないですが、上の子が赤ちゃん返りをしたり家族が協力的でなかったり、最初の時より高齢になっているなど悪条件が重なってしまうためでしょう。1人目でも2人目でも、産褥期は身体を休める必要があります。家族に協力してもらい、休みながら育児をして下さい。(看護師)

骨盤の歪みは次回の出産で悪化することも

妊娠・出産時は、骨盤や靭帯を緩めるホルモンの影響で腰周辺に痛みが出ることがあります。産後に骨盤の歪みを放置すると下肢の痺れなどに発展することもあるため、早めに骨盤ベルトなどで矯正しましょう。

産後の恥骨痛は、出産時に骨盤が開き恥骨結合部が伸びたり捻じれたりすることや、リラキシンというホルモンの影響で起こります。長引かせないために、出産直後から使用出来る骨盤ベルトを使い産褥期に出来る産褥体操を行って下さい。(看護師)
出産に伴い恥骨や骨盤周囲の骨や靭帯が緩み、赤ちゃんが通る産道の準備をします。この時に靭帯を緩めるリラキシンというホルモンが作用しますが、一般的にこの作用は産後1~2カ月ほど持続するといわれ6カ月間持続するという見解もあるようです。(看護師)
産後骨盤が緩んだままだと腰痛や恥骨痛が長引いたり、足の付け根の痛みや下肢の痺れなどまで症状が広がる可能性があります。今回の症状は、産後しばらく経ってから徐々に出始めているため、骨盤の歪みによる可能性が考えられます。このまま放置すると第2子出産後に骨盤の歪みが酷くなることもあるため、今のうちにしっかり矯正しましょう。(看護師)
矯正法は骨盤体操や骨盤ベルトの着用などがありますが、現段階で歩けない程の重い症状が出ているので自己判断で対処せず整形外科を受診しましょう。骨盤の歪みは、痛みだけではなく血行不良や代謝不調、ホルモンバランスの乱れなどを引き起こすため放置しないようにしましょう。(看護師)

靭帯を緩めるホルモンの影響で、産後数カ月間は痛みが続くことがあるようです。このまま放置すると悪化する可能性があるので、一度きちんと病院を受診した方が良いでしょう。


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