帝王切開の傷

2017/07/24

2人目の帝王切開…1カ月過ぎても痛みや出血が酷いのはなぜ?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

2人目の帝王切開…1カ月過ぎても痛みや出血が酷いのはなぜ?

産後1カ月が過ぎると床上げする人が多いといわれていますが、帝王切開の場合も同じなのでしょうか。今回は、2人続けて帝王切開で出産したママからの相談です。1カ月を過ぎても酷い痛みと多くの出血があり、病気ではないかと悩んでいます。

産後の体調についての相談:「1カ月過ぎても痛みと出血が止まりません」

第1子は帝王切開で出産し第2子も帝王切開で出産しましたが、今回は1カ月を過ぎても調子が悪いです。産後はお腹の切り口も痛かったのですが、床上げ期間が過ぎてもお腹の痛みが消えず出血量も多いです。何か他の病気でもあるのではと心配です。特にお腹が冷えると酷く痛み、生理痛よりも辛いのでお腹を抱え込んでしまいます。もう少し経てば良くなるのでしょうか。(30代・女性)

帝王切開は回復に時間がかかる傾向が。もう少し様子を見て

お腹の傷がある分、帝王切開は産後の回復が遅くなるようです。産褥期は6~8週といわれるため、お辛いでしょうがもう少し様子を見るのが良いとの声がありました。

帝王切開の場合、自然分娩より産後の肥立ちが悪くなるといわれています。出産に加えてお腹に傷がありますから、回復には時間がかかります。一般的に床上げは産後1カ月といわれていますが、個人差があります。産後6~8週目までは、産褥期といって無理をしてはいけない時期です。(看護師)
帝王切開の場合は、悪露が長引く傾向にあります。2人目の場合は、上のお子さんの世話もあって産後の回復が遅くなるといわれています。そのため、1カ月過ぎてもすぐに元に戻るわけではありません。産後1カ月の検診で異常無ければ心配ないと思いますので、もう少し様子を見て下さい。身体を冷やさないようにし、家事は出来るだけ家族に協力してもらいましょう。(看護師)

痛くても早めに動いて。長引く痛みは回復が思わしくない可能性も

帝王切開の場合、痛みがあっても早めに動いた方が子宮の回復に良いようです。ただし、下腹部の痛みや出血が長引く時は回復が思わしくない可能性があるため、医師に相談してください。

帝王切開後は傷が痛み動くのが辛いですが、子宮回復のためにも早めに体を動かしましょう。早く動くことで術後の合併症も起こらず、早めに回復することが出来ます。後陣痛の痛みは通常だと3日間から1週間程度で治まりますが、下腹部痛の痛みが1カ月以上続く場合は、子宮復古不全を起こしている可能性があります。(看護師)
悪露は子宮の回復状態を知るバロメーターになりますが、悪露が酷く出血も続いている時は子宮の回復が思わしくないと考えられます。産後早期に動かないと悪露の排出が悪くなり、感染症や高熱、腹痛などの原因になります。悪露の量が多い場合や塊が多く出る場合は、子宮内に血の塊や胎盤が残っている可能性があるので1カ月検診の時に医師に相談しましょう。(看護師)

帝王切開は、産後の回復が遅れる傾向にあります。しかし、痛くても早めに体を動かすことで早めの回復が期待出来るとのことです。ただし酷い出血や下腹部の痛みが長引く場合は、何らかの問題が起きていることも考えられるため1カ月検診の際に医師に相談しましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加