産後の心の悩み・ストレス

2015/04/29

終わらない産後クライシス~6年目の新たな地雷~

この記事の監修/執筆

産後出張ケアセラピスト熊野 薫

終わらない産後クライシス~6年目の新たな地雷~

こんにちは。妊婦さん、産後ママのための出張リフレクソロジー~みまもりリフレ~代表の熊野です。
私は、これまでに数百人の産前産後ママとお会いして、ケアをしたり、お悩みを聞かせていただいたりしています。

今回は、我が家の6年めの産後クライシスについて、書いてみたいと思います。

息子が6歳になり、基本的には平和な我が家ですが、毎晩やってくる、ちいさなちいさな産後クライシスがあります。

先日、フェイスブックやブログにこのお話を書いところ、今産後を経験されている女性だけでなく、かなり昔に産後を経験された女性も含めて、意外とみなさんの共感を得ましたので、個人的なことで恐縮ですが、ちょっと書いてみたいと思います。


私が未だに持っている、産後の地雷。

それは、ほぼ毎夜発せられる、夫の一言です。

「○○(息子の名前)、そろそろママとお風呂に入って、寝なさい!」

これ、何が悪いんだろう、って思う方が多いですよね。

夜寝る時間を決めて、子どもを促すことも、就寝前にお風呂に入ることも、いたって普通です。
むしろ、放ったらかしにせず、それを言ってくれる夫、いいじゃないか!と思われますか?

いや、そうなんです、そうなんですが!

これ、問題は「ママと」というところです。

毎晩、息子とお風呂に入るのがママだと、誰が決めた?(怒)

夫の言い分は、おそらく「自分は朝シャワーを使う人で妻は夜にお風呂を済ませる人だから」ということなんだと思います。

確かにそれはそうなんです。

でも、もし妻も朝入りたい人だったら?
たまには、夫が夜も入ればいいのでは?


当たり前のように毎日繰り返されるこのセリフ。

私の脳内は、このセリフを聞くたびに、6年前の産後クライシスへの時代へしばし旅立ちます。

もちろん当時は、夫が夜に息子をお風呂に入れてくれる時もありました。
(あ、ここでもう、入れて「くれる」って表現してますからね!産後恐るべし。)

ですが、私はタオルを持って、外で待機。

時に短く、時に長くなるお風呂の間、もちろんトイレにだって行けやしません。(なぜ?)

出てきた息子を受け取って、拭いて、保湿剤塗って、パジャマ着せるのは、私です。

もちろん、夫がお風呂に入れた時も、私がお風呂に入れた時も、外でやる手順は全部私です。

その名残のせいか、いまだに夫は週末などに、息子とお風呂に入ると、外にいる私を呼び、お風呂場から息子を持ち上げて外に出そうとします。

・・・息子、もう、またげますから!!

このお風呂地雷、毎日夫に踏まれて小爆発を繰り返していますが、特に私の体調が悪い日や、忙しい日などは、確実に息子が被弾します(苦笑)。


夫よ。

頼むから、平日、息子をお風呂に入れるのはママと決めて疑わないのはやめてください。

たまには、朝入りたい気持ちを押し殺して、夜入ってください。別に朝もう1回入ってもいいから!

息子と入ったら、最後に大声で「ママー」と呼ぶのをやめてください。

息子の身体を、ちゃんと最後まで拭いてください。

そして息子よ、6歳なのだから、もうそろそろ自分1人で入りなさい!!

いえね、わかっているんです。

これって、夫婦間で、「私は何が嫌なのか、気になるのか、だからどうしてほしいのか」を伝え合っていないから発生する出来事だってこと。


たまには1人でシャワーを浴びたい。

子どもと一緒に入った時には、最後まで1人で子どもの面倒を見てほしい。

(仮に妻が朝シャワー派だとして)生活リズムを変えるのが、妻だけなのはなんでかな?

そんなことを、2人でもっとちゃんと、話し合わなきゃいけないのだと思うのです。

もちろん、逆に「私はこれは気にならない、もっと言うとこれは自分でやりたい!」という内容の共有も必要です。(妻だけじゃなくて、夫側の意見も。)

夫には夫の、妻には妻の理由があります。希望があります。理想の形があります。

お互いにそれをちゃんと言葉にして、どこはお互いに叶えられるのか、どうしても無理なところはどこなのか、をわかり合うこと。

それが、夫婦としての、あるべき姿だと思うのです。


もちろん、話し合いの席には、お互い信頼と感謝と尊敬を持ち寄って。

産後の、まだ子どもが小さい時には、そうやって話し合わなければいけないポイントが、それこそ数十、数百あると思います。

でも、夫は仕事で忙しい、妻は育児で疲れている、そうやって、その話を避けて過ごしてしまいがち。

結局、「私が1人でやったほうが早いし出来がいい!」と女性は抱え込み、
「なんだかわからないけど妻はいつも怒っている」と男性は匙を投げるのです。

産後1年間は、1週間に1回、すり合わせと申し送りの時間を設ける!くらいの習慣が、必要かもしれません(笑)

我が家は私が、ニュースやテレビ、新聞記事などで折にふれて産後の話をするため、 夫はマクロな産後ケアについてはよく知っているのですが、ミクロな家庭内でのニーズは、やっぱりわかっていません。

息子6歳、いまさら言うのがいいのか、そこは迷うところではありますが、 まあいいか、とそのままにしてしまい、産後を風化させるのも、熟年離婚につながります。

(恋愛は上書き保存、と言われる女性ですが、産後の恨み、はきちんとフォルダ分けして何年もデータベースに保存されている人が多いと思います)。


ママであるあなた。そして、パパであるあなた。


「我が家の地雷」がどこに埋まっているか、そしてどういう地雷が埋まっているのか、
一度、一緒に探索してみてはいかがでしょうか。




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