チョコレート嚢胞

2017/07/27

摘出手術後、出産もしたのにチョコレート嚢胞が3年で再発?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

摘出手術後、出産もしたのにチョコレート嚢胞が3年で再発?

チョコレート嚢胞は再発しやすいのでしょうか。今回は、卵巣嚢腫の摘出手術を受けた女性からの相談です。手術から3年経って再発を指摘された相談者さんですが、手術後妊娠し出産も経験しておりなぜ再発するのかと疑問に思っています。チョコレート嚢胞の再発について専門家に聞いてみました。

チョコレート嚢胞についての相談:「卵巣嚢腫摘出術後の再発について」

8年前にチョコレート嚢胞と診断され、3年前には骨盤腹膜炎になりました。左の卵巣の破裂が原因と言われ、左卵巣嚢腫摘出術をしました。不妊治療中だったため卵巣は残して嚢腫だけ摘出しましたが、最近左卵巣嚢腫が再発していると言われました。手術後、妊娠出産を経験し生理の回数も通常より少ないです。手術で取り切れていなかったのでしょうか。それとも手術をしても3年で再発するものでしょうか。(30代・女性)

卵巣がある限り再発するケースも

嚢腫を摘出しても、卵巣があれば再発する場合もあるようです。

卵巣が残っている限り、手術で嚢胞を取りきっても再発のリスクがあります。(看護師)
チョコレート嚢胞は自然に治ることはなく、再発するケースがある疾患です。月経がある年齢だと、再発の確率が高くなります。妊娠を希望される場合は、出来るだけ卵巣を残した嚢腫のみの部分摘出を行ないます。(看護師)

癌化の可能性も。再発予防・早期治療を

癌化の可能性もあり、年齢とともにそのリスクは高まるようです。再発予防と早期治療が必要です。

卵巣チョコレート嚢胞はほとんどが良性ですが、少ない割合で癌化するともいわれています。特に年齢を重ねるごとにそのリスクが高まるといわれ、更年期に入る頃には注意が必要です。そのため、再発予防・早期治療が大切です。(看護師)
再発を防ぐため、術後早期の妊娠を希望しなければホルモン剤で生理を止めます。チョコレート嚢胞は、経血の逆流によって子宮以外に内膜症が出来る・卵胞ホルモンの影響で子宮内膜が増殖することが原因と考えられていますから、排卵を止め生理を止めることで予防が期待できます。(看護師)
40代での発症は癌化しやすいといわれており、卵巣全摘出術が勧められます。再発しやすい疾患ですので、術後は定期的に検査する必要があります。(看護師)
再発予防のため手術後はホルモン療法を行なうことが多いですが、根治のためには卵巣摘出という方法を選択する可能性もあります。今回の再発に関して、今後の治療方針を主治医としっかり相談しましょう。(看護師)

チョコレート嚢胞は、再発しやすい疾患といわれているようです。嚢腫を摘出しても卵巣があれば再発し、癌化する可能性もあります。再発予防・早期治療のためにも、主治医と相談しましょう。


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