多のう胞姓卵巣症候群

2017/07/27

多嚢胞性卵巣症候群に効果アリ?卵巣に穴を開ける治療法

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多嚢胞性卵巣症候群に効果アリ?卵巣に穴を開ける治療法

不妊治療には様々な方法があり、多嚢胞性卵巣症候群の場合卵巣に穴を開ける方法があります。具体的にはどのような方法なのでしょうか。

多嚢胞性卵巣症候群についての相談:「卵巣に穴を開ける治療法について」

長年子どもを授からず悩んでいる友人がいます。夫婦で病院に行ったところ、奥さんが多嚢胞性卵巣症候群と診断されたそうです。初めはホルモン治療をしていたようですが治療効果が上がらず、最近全身麻酔し腹腔鏡下で卵巣に穴を開ける手術を受けたと聞きました。この穴が新たな卵子の放出ルートになるのでしょうか。手術の効果は1年しか続かないそうですが、卵子の放出路が閉鎖するためでしょうか(30代・男性)

壁に穴を開けることで妊娠率向上。タイムリミットは1年

厚くなった卵巣の壁に穴を開ける方法は、腹腔鏡下卵巣多孔術、腹腔鏡下卵巣焼灼術という手術法です。妊娠率は上がるようですが、時間の経過とともに穴が塞がるため効果が期待出来るのは約1年といわれているようです。

多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣の壁が分厚く硬くなるため卵胞が壁を破って排卵できず、出てこられなかった卵胞が卵巣の中にたくさん出来る症状です。多嚢胞性卵巣症候群で卵巣に穴を開ける手術のことを、「腹腔鏡下卵巣多孔術」といいます。(看護師)
腹腔鏡下卵巣多孔術では、排卵しやすくするためにレーザーや電気メスなどで卵巣に複数の小さな穴を開けます。ただし、この手術の効果は1年~1年半程度とされています。時間が経つとまた卵巣の壁が硬くなり、再び排卵障害が起こるためです。(看護師)

妊娠率が高くなるメリットがあるが、半永久的ではないというデメリットも

妊娠率が高くなるメリットがありますが、効果が期待出来るのは約1年です。開けた穴が時間の経過で塞がってしまうため、半永久的ではないようです。

腹腔鏡下卵巣焼灼術は 、左右の卵巣に5~10mm程の穴を約20箇所開ける治療法です。術後半年~1年は排卵周期が整い妊娠率が高くなりますが、効果が期待出来るのは約1年といわれています。個人差がありますが、開けた穴は時間の経過で塞がってしまうため半永久的ではありません。(看護師)
多嚢胞性卵巣症候群の治療の一つに、腹腔鏡下卵巣焼灼術があります。以前は開腹手術が行なわれていましたが、開腹手術の場合術後の癒着が新たな不妊の原因になることや患者の身体に負担をかけることなどから、最近は腹腔鏡下で行なわれるようになりました。(看護師)
腹腔鏡下卵巣多孔術のメリットは、約1年は妊娠が期待出来る・強い薬物療法やその副作用を避けられる・多胎妊娠となる可能性が少ないことなどがあります。しかし、全身麻酔による手術のため手術による身体へのダメージも多少は避けられません。このようなデメリットを踏まえても、妊娠を希望する人に多く選択されている治療法です。(看護師)

厚くなった卵巣の壁に穴を開ける治療法には、一定の効果が期待出来るようです。しかし約1年で穴が塞がってしまう点や全身麻酔のリスクなどのデメリットもあります。治療法としては、妊娠を希望する人から多く支持を集めているようです。


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