体外受精の基礎

2017/07/28

体外受精の成功率はどれくらい?採卵時に痛みはある?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

体外受精の成功率はどれくらい?採卵時に痛みはある?

体外受精は、どの程度の成功率があるのでしょうか。今回は、40代の女性からの相談です。長年不妊治療に励んできた相談者さんですが、思うようにいかず体外受精を考えています。体外受精について専門家に聞いてみました。

体外受精についての相談:「体外受精の成功率は?痛みは?」

不妊治療専門病院で治療を受けています。何をしても結果が出ず悩んだ末、ついに体外受精に踏み切りました。かなりの高額ですが、成功率は高いのでしょうか。何度もチャレンジ出来るわけでもなく、不安で仕方ありません。ネットで調べると、採卵時に痛みがあったり受精卵にまで育つかどうか分からない、受精卵を戻しても妊娠反応をもらえるまで育つのも難しいなどと書いてありましたが本当でしょうか。(40代・女性)

年とともに低下する成功率。副作用があることも…

他の治療法に比べると比較的成功率が高いといわれる体外受精ですが、年とともに成功率は低下し、副作用が出ることもあるようです。

年齢とともに自然妊娠の確率が下がるように、体外受精の成功率も低下します。成功率の低下は、加齢による卵子の老化や子宮内環境の悪さが原因で、受精卵を戻しても着床・妊娠に至らない場合もあります。(看護師)
体外受精の成功率は、年齢が上がるにつれて下がります。高齢になると、受精卵が育ってもうまく着床しない可能性も高まります。排卵誘発剤による副作用もあり、個人差はありますが吐き気や腹痛などが現れる人もいます。(看護師)
卵巣が過剰な刺激を受けて腫れ、腹水・胸水などを伴う卵巣過剰刺激症候群に陥る危険性もあります。痛みの感受性によっても様々ですが、腹壁から針を刺して採卵するため採卵の際の痛みは避けられません。局所麻酔を投与したり、静脈麻酔で眠った状態で採卵するケースもあります。(看護師)

方法は様々。医師とよく相談して選択を

体外受精にはいくつか方法があるようです。どの方法を選択するかは、主治医としっかり相談して決めましょう。

体外受精には、分割が始まった初期胚を移植する方法と、胚盤胞まで待って移植する方法があります。ある程度成長した胚盤胞の移植の方が、着床率が高いといわれています。受精卵を凍結させホルモン剤で子宮環境を整えてから、子宮に戻す凍結胚移植という方法もあります。胚のグレードによって移植するため、着床・妊娠の確率を高めることができます。(看護師)
希望する方法が選択出来るよう、主治医と採卵方法について相談しましょう。体外受精は費用も高く「最後の手段」との願いを込めて踏み込む人が多いです。女性側に痛みや苦痛を伴う場合もあるため、一人で悩まずにダンナさんや主治医としっかり相談したうえで治療方法を決定しましょう。(看護師)
不安でしょうが、実際にやってみないと分からないのも現状です。医師とよく話し合って費用も考慮し、自身に合った治療法を検討しましょう。(看護師)

体外受精は他の治療法と比べて成功率が高いといわれますが、年とともに成功率は低下するようです。排卵誘発剤による副作用や費用など懸念事項なども含めて主治医とよく相談し、自分に合った方法を選びましょう。


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