解熱剤

2017/07/30

座薬を入れたらすぐに出てしまった…もう1つ挿入した方がいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

座薬を入れたらすぐに出てしまった…もう1つ挿入した方がいい?

大泣きする子ども相手にやっと座薬を挿入しても、すぐに出てきてしまったらどうしたらいいのでしょうか。もう一度挿入したほうがいいのでしょうか。専門家に聞いてみました。

1歳児のママからの相談:「座薬がすぐに出てしまったらもう1つ入れるべきですか」

1歳2カ月になる子どもが、初めて38.6℃の高熱を出しました。食欲は落ちたものの少しずつ食べることは出来、遊ぶ元気はありました。それでも熱が下がらないので病院を受診し、解熱剤をもらいました。座薬を初めて使いましたが、子どもが大泣きしてなかなかうまく中に入りません。何とか入れましたが、後でオムツを見ると白いネバネした液体がついていました。これは子どもが泣いて力んだ時に、座薬が押し出されてしまったものでしょうか。もう一度新しい座薬を入れた方がいいのでしょうか。(30代・女性)

入れた直後ならもう一度挿入を。30分以上経っていたら不要

座薬を追加するかどうかは、挿入してからの時間によって判断します。直後であればもう一度挿入していいですが、30分以上経っていれば必要ないとのことです。

小さい子どもは嫌がるでしょうし、入れてもすぐに出てくることもあります。入れた直後でしたら再び入れてもいいですが、時間が経って出てきた時は、薬の成分がある程度吸収されていますので再挿入せず様子を見て下さい。30分以上経っていれば、ほぼ吸収されています。一般的に座薬の効果は6~8時間で、その時間を過ぎても効果が無いようでしたら、新しい座薬を入れてもいでしょう。(看護師)
せっかく苦労して座薬を入れても、お子さんの場合は特にそれが刺激となってウンチとともに出てくることがあります。ウンチの中に座薬が残っている場合は効果が期待できないため、新しい座薬を追加で入れてもらっても大丈夫です。また、熱は必ずしも下げなくても良いです。ポイントは「活気があるか」、「水分がしっかり摂れているか」です。熱のせいでぐったりしていると判断される時には、座薬を使ってあげて下さい。熱が下がれば活気も戻り水分も取れるようになることも多いので、脱水の危険も減るでしょう。(看護師)

入れたら足を伸ばすか立たせて。熱だけでなく体調にも注意を

座薬を挿入したら、足を伸ばしたり立たせると奥に入っていきやすくなります。また、体温の数字だけでなく、お子さんの様子をしっかり観察しましょう。

座薬を入れる時は、なるべく排便後でオムツを替える要領で足を持ち上げて挿入します。痛がるかもしれませんので、ベビーオイルやワセリンを座薬に塗っておくと良いでしょう。指の第一関節くらいまで押し込んで足を伸ばすか、お子さんを立たせます。こうすることで肛門が引き締まり、座薬が奥に入っていきます。(看護師)
挿入の際は、ビニール手袋などを装着して下さい。指の腹に乗せて入れるとスムーズです。発熱している際は、体温の数字だけでなく体調なども観察し、遊んだりする元気があるのであれば慌てずに冷やしてあげるだけでも良いでしょう。(看護師)

座薬は、ベビーオイルを塗ったりお子さんを立たせて奥まで入れると出てこなくなります。入れて30分以上経っていたりウンチの中に座薬が残っていなければ、再度入れる必要はありません。熱がある時は、体温だけでなく体調にも気を配りましょう。


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