中耳炎

2017/08/16

スイミングで子どもの耳に水が…放っておくと中耳炎になる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

スイミングで子どもの耳に水が…放っておくと中耳炎になる?

小さい子どもは耳に水が入っても自分で上手に水抜き出来ませんが、それが原因で中耳炎になることがあるのでしょうか。今回は、3歳児のママからの相談です。スイミングで耳に水が入って中耳炎になったという話を聞いて以来、お風呂に入る時も神経質になってしまうと悩んでいます。

3歳児のママからの相談:「耳に水が入った時の注意点について」

友人の子どもが1歳の時スイミングに行った初日に耳が痛いそぶりを見せ、その後病院で中耳炎と診断されたそうです。耳に入った水がそのままになり、中耳炎から風邪も発症したという話を聞いてからお風呂の時でさえ子どもの耳に水が入ることに神経質になってしまいます。プールに行っても本人が嫌がることもあり、顔に水をつけることや潜水することが出来ません。習い事としてスイミングスクールを検討しているのですが、自分で水抜きが出来ないうちは控えた方が良いのでしょうか?水抜きのことを考えるとためらってしまいます。小さな子どもの耳の水抜きの方法や、中耳炎にならないために親が出来ることなどがあれば教えて下さい。(40代・女性)

水が入るのは「外耳道」。中耳炎の原因になるとは考えにくい

耳の構造上、耳から水が入っても中耳炎になることはないようです。鼻や口から入った水が炎症を起こしたことが原因かもしれません。

基本的に、耳に水が入ることで中耳炎になることはありません。外的な要因から水が耳に入る「外耳道」と中耳炎が生じる「中耳」は物理的に隔離された空間で、プールの水が原因となって中耳炎になることは考えにくいです。(小児科専門医)
プールの水やお風呂の水が耳に入っても、鼓膜に穴が開いていなければ中耳炎を起こすことはありません。中耳炎は、喉や鼻に進入した病原体が鼻水とともに耳管に流れ込むことで炎症が起こり発症します。今回は鼻や口から吸い込んだ水で喉や鼻に炎症が起こり、それが誘因となって中耳炎を起こしたと考えられます。(看護師)

水が入ったら綿棒で軽く拭き取り風邪予防を心がけて

耳に水が入った場合、見える範囲だけ綿棒やガーゼで軽く拭き取ると良いでしょう。中耳炎は、風邪が原因で起こることが多いようです。

小児科を受診するお子さんの中で、中耳炎の大半は風邪を契機に生じます。中耳炎を防ぐには、手洗い・うがいなどの風邪予防が重要です。水抜きについては、入った水を綿棒などで取ってあげるのが効果的な方法の一つです。(小児科専門医)
耳に入った水は自然に出てくるか蒸発するため、耳の奥まで神経質に拭き取る必要はありません。無理に耳の奥を触ると鼓膜を傷つけたり、外耳道炎の原因になったりします。水が入ったと思ったら、綿棒やガーゼで見える範囲だけ軽く拭き取りましょう。耳の奥に水が入っても一晩経つと自然に改善されることも多いです。どうしても取れない場合は、耳鼻科で取ってもらいましょう。(看護師)

耳に入った水が原因で中耳炎になることは無いようですが、水が入ったら綿棒やガーゼで軽く拭き取ると良いようです。中耳炎は風邪が原因となることが多いので、風邪予防を心がけることが重要です。


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