中耳炎

2017/08/18

2歳、中耳炎と気付くポイントや予防策はありますか?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

2歳、中耳炎と気付くポイントや予防策はありますか?

高熱や耳の痛みなどの症状が出る中耳炎は、子どもがかかりやすい病気の一つです。子どもが咳や鼻水で受診する度に、中耳炎と診断されることを疑問に感じるママから相談がありました。専門家はどのように答えているでしょうか。

2歳児のママからの相談:「咳や鼻水は中耳炎と関係あるのでしょうか?」

現在2歳の子どもがいます。子どもは発熱していない時でも咳や鼻水が出ることが多く、発熱が無い時は小児科に行くか迷います。発熱があると夜中に泣きわめくことがあり、その翌日に小児科を受診するのですが、医師はよく「中耳炎かな?」と診断します。今のところ中耳炎の診断は無いのですが、中耳炎の予防策や親として中耳炎に対して気付けるポイントはあるのでしょうか?また、よく出る咳や鼻水は耳の何らかの症状と関係しているのでしょうか?(30代・女性)

咳や鼻水が出る時は中耳炎に注意して

咳や鼻水と中耳炎の関係について、説明いたします。

鼻水や咳が出るのは、鼻や喉でばい菌が悪さをしていることを示しています。鼻や喉は中耳とも物理的に一つの空間として繋がっている関係から、同じようなばい菌が耳でも悪さをして中耳炎を引き起こすことがあります。事実、医学には「one airway, one disease」という概念があり、鼻、喉、中耳などを一つの空気の通り道と捉えることで病気を理解しようという考え方があります。先生は、この概念を元に中耳炎の可能性も考えているのではないでしょうか。(小児科専門医)
喉・鼻・目・耳管は繋がっています。中耳炎は喉や鼻に進入した菌が鼻水とともに耳管に流れ込むことで、耳の奥に炎症が起こり発症します。鼻水がある時は、なるべく鼻をかんで鼻水を出すようにして下さい。(看護師)

症状が無い場合でも早めの相談を

中耳炎になっているかの判別方法と、受診の目安はどう判断したらいいのでしょうか。

鼻水や咳がある時には、中耳にもばい菌が広がっている可能性も考えられます。中耳炎特有の耳の痛みなどの症状が無い場合でも、早目にかかりつけの先生を受診して下さい。(小児科専門医)
発熱時に泣きわめくのは、耳が痛いのかもしれません。お子さんが上手く痛みなどを訴えられない場合であっても、耳を気にする・聞こえにくそうな場合は注意して下さい。(看護師)

予防には手洗い・うがいの徹底を

予防のために、手洗いとうがいを徹底しましょう。

中耳炎の予防は風邪の予防にもつながるため、手洗いやうがいを徹底することに帰結します。(小児科専門医)
予防としては、感染対策を心がけることです。外出後のうがい・手洗いは習慣にして下さい。また、睡眠をしっかり取ってバランスの摂れた食事で抵抗力をつけて下さい。子どもはよく中耳炎を起こしますが、成長とともに中耳炎になりにくくなります。(看護師)

鼻と喉と耳は繋がっているため、咳や鼻水が出る場合は中耳炎にも注意が必要です。鼻水が出ている時はしっかり出して、症状がでていなくても早めに受診しましょう。なお、中耳炎の予防法は基本的には風邪と同じで、手洗いとうがいを徹底すると良いそうです。


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