歩き始めの子どものO脚、くる病が原因?母乳と関係が?

今回の相談者は、赤ちゃんの足が開いてO脚気味で歩いていると気になっています。くる病の症状なのでしょうか?また、母乳栄養と関係があるのでしょうか?

1歳児のママからの相談:「くる病?娘のO脚ぎみの歩き方と母乳について」

2番目の娘の足がO脚気味です。1番上の娘はそうでもなかったのですが、2番目の娘は赤ちゃんの時から足の開きが大きいような気がしていました。13カ月頃から歩き始めたのですが、足が大きく開いてO脚の形で歩いています。歩き始めだからなのか、くる病によるO脚なのか分かりません。いつ頃病院を受診したら良いのでしょうか。また、娘は離乳食をあまり食べず1歳を過ぎてやっと少しずつ食べてくれるようになり、足りない分は母乳を結構な頻度であげています。生まれてからずっと母乳で育てていますが、母乳では足りないカルシウム不足が原因で、くる病になることはあるのでしょうか。(30代・女性)

くる病ってどんな病気?

くる病とは、何が原因で起こるのでしょうか?また、どのような症状があらわれるのでしょうか?

くる病とは、血液中のリンの量が少ないことによる骨が弱い病気です。ビタミンDが不足することでも起こります(ビタミンD依存性くる病)。発症数としては、非常に稀です。また、遺伝による場合もあります。(助産師)

くる病によるO脚とは限らない

くる病によるO脚は、歩き始めてから数カ月して徐々に発生するようです。けいれんや低身長など、くる病の他の兆候が無いかどうか観察してください。

くる病に伴って骨の変形が生じるには、数カ月間の体重負荷を要するといわれています。すなわち、歩いたりつかまり立ちをしたりするようになり、下肢に負担がかかるようになってから徐々にO脚が見られるようになります。(小児科専門医)
新生児期から歩き始める前後までのお子さんでくる病を疑うきっかけとしては、けいれんや手足の震え、低身長や虫歯などが挙げられます。これらの症状は見られるでしょうか?どのタイミングでO脚になったかは判断がつかないのですが、上記タイミングにあてはまらなかったりその他に疑う症状がなければくる病に伴うO脚ではないかもしれません。(小児科専門医)

ビタミンD不足である可能性も。1歳半健診で相談を

母乳栄養により、くる病予防に必要なビタミンDが不足していることも考えられます。日々の生活や食事から原因を判断するためにも、1歳半健診や予防接種の際にかかりつけの医師に相談してみることをお勧めします。

ビタミンDは、日光を浴びることで身体が反応して作られます。母乳育児と離乳食で栄養に偏りがないようにし、経過を見てください。(看護師)
母乳は、くる病予防に必要なビタミンDの含有量が少ないといわれています。ビタミンDが不足しているかどうかを判断するためには、日光の当たり具合やお母さんの食事内容を含めた問診が必要になります。時期的には1歳半健診も近い時期ですので、その時や予防接種時にかかりつけの先生に相談されてみてもよいかもしれません。(小児科専門医)

歩き始めの頃のO脚は、くる病によるものではないようです。けいれんなど、くる病の他の症状があるか観察してみてください。母乳栄養でくる病予防に必要なビタミンDが不足していることが原因かどうかは、1歳半健診の際などにかかりつけの医師に相談してみましょう。


2017/09/05

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