おりものの異常

妊娠中、白くてとろみのあるおりものが増え、心配です

今回の相談者は、妊娠してから白くてとろみのあるおりものが増え、受診して検査したものの性病などの問題はなかったそうです。しかし、おりものが増えた理由やこのまま放っておいても赤ちゃんに影響がないのかどうかについて心配しています。

妊娠7カ月のプレママからの相談:「白色のおりものが多くなり、心配になっています」

妊娠前はおりものが出ることがなかったのですが、妊娠してから白くてとろみのあるおりものが度々出るようになりました。心配になり通っている産婦人科で検査してもらったのですが、性病や感染病にはかかっていないとのことでした。どうしてこのような白いおりものが増えてきているのでしょうか。また、性病や感染病にかかっていなければこのまま放置しておいても良いのでしょうか。お腹の赤ちゃんや妊娠経過には影響がないのかどうかも教えて下さい。(30代・女性)

おりものは、膣内を浄化する役割のある正常なもの

妊娠するとおりものが増えるのは正常なことで、膣内を浄化する役割があります。改めて受診が必要な要注意のおりものは、どのようなものでしょうか。

妊娠すると女性ホルモンの分泌が盛んになり、おりものの量も増えます。膣内を浄化する役割があり、量が増えても異常ではありません。(看護師)
注意が必要なおりものとしては、血が混じる、赤みを帯びる、黄色や黄緑色であれば受診が必要です。また、白くてもボロボロとチーズのようになる、臭いがきつくなる場合は、改めて婦人科の診察を受けて下さい。他にも自覚症状としては、痒みを帯びる場合も同じです。(看護師)
通常は透明~白っぽいおりものですが、黄色~緑色・白くてもポロポロしたおりもの・生臭い臭いのおりものは、膣炎や性感染症の可能性があります。その場合は、抗生剤や抗菌薬で治療します。ウィルスや細菌による膣炎は、しっかり治療しておかないと分娩の際に赤ちゃんに感染することがあります。性感染症の場合は、胎盤を通じて赤ちゃんも感染するものもあるのでパートナーも一緒に検査・治療する必要があります。(看護師)

陰部の清潔と乾燥に注意を

通気性の良い下着を着けたり、おりものシートの取り換えに努めて陰部の清潔と乾燥を保つよう心がけましょう。

おりものが多い場合は、通気性の良い下着に変える、こまめにおりものシートを変えるなどして対処して下さい。中には洗い過ぎてしまう方もいますが、洗い過ぎるとかえって肌トラブルを起こしやすいので過剰に洗い過ぎないようにして下さい。(看護師)
膣は酸性に保たれており、細菌が進入してくるのを防ぐ自浄作用があります。そのため、必要以上に洗いすぎてしまうと酸性が保てなくなります。自浄作用が保てなければ外界からの細菌が進入してしまう恐れがありますので、適度な回数と方法で清潔を保ちましょう。(助産師)

妊娠するとおりものが増えるのは正常なことで、膣を浄化する役割があります。しかし、おりものの状態が変わったり痒みが出る場合には、改めて検査する必要があります。下着やおりものシートの使用を見直して、陰部を清潔に保ちましょう。


2017/09/07

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