会陰切開の傷

産後、陰部の内側の皮膚が出てきた…会陰切開の縫い合わせのせい?

出産時のトラブルは、時間が経ってから現れることもあるようです。今回の相談者さんは、出産から5年経って陰部から内側の皮膚が出てていることに気付いたといいます。会陰切開の縫い合わせの問題ではないかと思うものの、病院に問い合わせるのは恥ずかしいと悩んでいます。

会陰切開についての相談:「陰部の内側の露出と会陰切開の関係」

30歳で出産しました。5年が過ぎ、最近陰部から内側の皮膚が外に出ていると夫から言われました。確認してみると確かに一部が外に出ていました。自分で中に入れてみましたが、やはり出てきます。出産前はこのようなことはありませんでした。会陰切開した時にきちんと縫い合わせが出来ていなかったのではないかと思います。しかし恥ずかしくて産婦人科へ行って詳しく話を聞くことも出来ず、悩んでいます。やはり病院へ行った方が良いのでしょうか。このまま放置して病気になったりしないでしょうか。(30代・女性)

分娩後に子宮脱になることも

分娩後に、子宮脱になる場合もあります。決して珍しいことではないようです。

産後の健診の際には問題ありませんでしたか?詳しい状況が分からないので何とも言えませんが、もし上手く縫合されていないのでしたら産後すぐに気付くと思います。表面の皮膚でしたら、縫合した後の傷の癒着が上手くいかず不自然な形のまま傷が回復したとも考えられます。(看護師)
陰部の形は人によって個人差がありますので、相談者さんが異常かどうかは文面のみでは判断出来かねます。出産前はそのような状態でなかったのであれば、一度受診した方が良いと思います。産後に子宮脱になることは決して珍しいことではありませんので、安心して下さい。(看護師)
子宮下垂・子宮脱といって、子宮が膣まで下がってくる場合もあります。高齢で出産した方や何度も経膣分娩を繰り返した方、閉経後の高齢者に起こりやすいです。進行してくると常に子宮口が見えている状態になり、排尿障害が起こることがあります。(看護師)

子宮下垂や子宮脱とは?

子宮下垂や子宮脱とは、どのような症状なのでしょうか?予防する方法はあるのでしょうか?

子宮を支えている骨盤底筋群が、分娩を機に緩んでしまう場合があります。そのため、子宮の位置が下がってくる子宮下垂や膣から出てしまう子宮脱が起こる場合があります。また、膀胱や腸を圧迫するため、頻尿や排尿しにくい感じ、尿失禁、便失禁がみられる場合があります。分娩後から、骨盤底筋群を引き締める骨盤底筋体操(ケーゲル体操)を行うと効果的です。(助産師)

場合によっては手術が必要なことも。放っておかず受診を

状態によっては、手術が必要になることもあります。放置せず、受診した方が良いでしょう。

恐らく子宮脱かなと思うものの、子宮脱を放置すると下着にこすれて出血したり感染を起こすことがあります。そのため、婦人科の医師に診察してもらったほうがいいでしょう。 (看護師)
状態にもよりますが、膣の入口1cm前後でしたら膣内にリングを挿入して子宮を引き上げます。子宮口が常に出ている状態であれば、手術による治療になります。一度病院で診てもらった方が良いのではないでしょうか。(看護師)

産後、子宮脱になる人もいらっしゃいます。放っておくと状態によっては手術が必要になる場合もあるため、恥ずかしいとは思いますが病院を受診した方が良いでしょう。


2017/09/11

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