ミルクを吐く

2015/04/30

ミルクを吐く子に試したい5つのステップ

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ミルクを吐く子に試したい5つのステップ

赤ちゃんにミルクを飲ませた後は必ずゲップをさせます。そのゲップの後に、必ずミルクを吐くことを心配している質問者さん。嘔吐を抑えるためのアドバイスを、看護師さん達が回答しています。

乳児についての質問:「ミルクを吐かないようにするには」

混合育児で、粉ミルク8割、母乳2割の配分で飲ませています。生後1カ月頃からミルクを飲んだ後に勢いよく吐きます 。飲んだ後に必ずゲップをさせて15分くらい縦抱きにしているのに吐くのは、消化器官の奇形か何かの病気でしょうか。病気ではないなら、ミルクを飲んだ後に吐かないようにするにはどういった工夫をすれば良いでしょうか。(30代・女性)

体重が増え、元気であれば問題なし

未発達な赤ちゃんの胃は飲んだものが逆流しやすく、ミルクを吐くのはある意味当然のこと。ただ、飲む量の調整や体重のチェック、ゲップを出し切る工夫は必要なようです。

赤ちゃんの胃は縦型で、胃の周辺の筋肉が発達していないため飲んだミルクが逆流しやすく、ゲップと同時に吐き戻すことがよくあります。また、おっぱいやミルクと一緒に空気も飲み込むことが多く、ゲップが出ても完全に空気が抜けていないことがあり、嘔吐しやすい傾向にあります。(産科・婦人科看護師)
吐く量や回数が多くても、1日約30gの体重増加があり、ぐったりしていなければ心配ありません。ミルクの量が多いかもしれないので1回の量を減らしましょう。授乳の前に少し絞って圧抜きをし、先にミルク、次におっぱいをあげるとよいでしょう。授乳の時間を測り、20分で吐くようなら、次は19分、18分と分刻みで調整してください。(産科・婦人科看護師)
授乳のあとに嘔吐があっても、顔色が悪い、熱が出る、体重が増えない、機嫌が悪いなどなければ、様子見で構いません。吐く原因の主なものは、ミルクの量が多過ぎ、またはゲップが完全に出きっていないなどがあります。(一般内科看護師)

できるだけ嘔吐させないために心がけたい五箇条

ミルクを飲ませる前後に以下のことを試すと効果があるかもしれません。

ミルクの量が多過ぎるのかもしれません。ミルクは消化に約3時間かかり、満腹中枢が未発達な赤ちゃんにミルクの与え過ぎは負担になります。だらだらと口の角から出す場合は量が多過ぎることを意味します。(一般内科看護師) 
上手にゲップさせる方法は、

1.お母さんはソファに少し浅めに腰掛け、 背もたれで身体の角度を調整しましょう。

2.赤ちゃんを肩にもたれ掛けるように縦抱きに。肩にタオルも忘れないようにしましょう。

3.赤ちゃんの胸がお母さんの肩に乗るくらいの高さまで上げます。赤ちゃんを少し横向きにし、口や鼻を塞がないように注意しましょう。

4.胃から首の後ろまでの背中を下から上へさすります。溜まった空気は上がるので、それを押し上げていくように優しく。叩いても構いませんが、身体が緊張してゲップが出ない場合もあります。

5.上記を5分間試してみてください。それ以上はお互い疲れるので、出ない時は諦めて寝かせます。横にすると空気が移動して出る場合も。右側を下にして寝かせてください。ゲップと一緒にミルクを吐いた時、気管に入るのを予防するためです。噴水のように吐く場合は、腸の病気や髄膜炎などの可能性もあるため、すぐに受診を。(一般内科看護師)
授乳後はゲップが出てもしばらく縦だっこしたり、クッションなどで身体を斜めの状態にし、頭を高くして寝かせるようにしてください。体重の減少や噴水のように何度も勢いよく吐く場合は、幽門狭窄症などの病気の可能性もあるため、受診したほうがよいでしょう。体重は毎日測り、ちゃんと増えているかチェックを。上手く飲めるようになれば、嘔吐の回数は減ります。(産科・婦人科看護師)

ミルクの量に注意し、ゲップを出し切るようにするだけでも嘔吐を抑えることはできるようです。但し体重が減少していたり噴水のように吐く場合は、すぐに受診するのが賢明です。


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