歯のトラブル

2017/09/24

虫歯菌を減らしたい!妊娠中から出来る良い対策は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

虫歯菌を減らしたい!妊娠中から出来る良い対策は?

妊娠中に受けた歯科検診で、思いもよらず虫歯等が見つかることもあります。しっかり磨いているつもりだったのに、磨き残しや虫歯菌も多いと指摘された相談者の方からの相談です。妊娠中から出来る虫歯対策について、歯科衛生士さんや看護師さん達に尋ねてみました。

プレママからの相談:「妊婦歯科検診で虫歯菌の多さを指摘。今から出来る虫歯予防は?」

今まで虫歯になったことや歯医者に通った経験も無いですし、自分では1日3回しっかり磨いているつもりでした。しかし先日、市町村の妊婦歯科検診に行くと、磨き残しが多い上に虫歯菌も多いと指摘されました。今後は、ブラッシングを丁寧にして歯を清潔に保つつもりですが、子どもが産まれてから注意すべきことや、妊娠中の今から虫歯菌を減らすために出来ることはあるのでしょうか?(20代・女性)

なんで妊娠中は虫歯になりやすいの?

妊娠中は、ホルモンの影響によって免疫力が低下すること、唾液の分泌が減ること、つわりによって歯磨きがしずらいことから、口腔内の清潔を保ちにくい状態になります。また、子宮が増大に伴い胃が圧迫されて1回の食事量が摂れないため、間食が増える場合もあります。その結果、著しい細菌の繁殖によって虫歯になりやすいと言われています。(助産師)

正しいブラッシング法を身につける

歯は自分で思っている程きれいに磨けていないこともあるため、一度歯科医院でケアをしてもらい、正しい歯の磨き方を教えてもらうことが勧められています。自宅では、歯の表面だけでなく歯間ブラシ等を使って、きちんと歯の隙間の歯垢を落とすことが大切です。

正しい磨き方が身についていない状態で、一生懸命歯磨きをしても限界があります。出産前に一度、歯科医院でブラッシング指導とクリーニングを受けましょう。自分の口の状態や歯並びに合わせ、注意して磨く場所や適した道具をプロに指導してもらえば、その技術は一生ものです。出産後は、セルフケアを続けると共に半年に一度診察を受け、赤ちゃんの歯が生え始めるまでにママの虫歯菌を極力減らしておきましょう。(歯科衛生士)
最近は「マイナス1歳から」つまり妊娠中からの口腔ケアの大切さが意識され、マタニティ歯科を謳うクリニックもあるくらいです。歯科医院の予約時に、検診で虫歯菌の多さ等指摘された旨を伝えると良いでしょう。病院は自宅から近く、出産後もベビーカーを押して通える距離の所を選ぶようにすると、今後親子でかかりつけにする歯科医院選びも兼ねることが出来ます。(歯科衛生士)
虫歯の予防は歯磨きが基本です。せっかく歯磨きしても歯垢が残っていては意味が無いので、歯間ブラシ等も使い隅々まで歯垢を除去して下さい。歯磨きのタイミングは食後30分以内、もしくは30分経過してから等賛否両論ありますが、歯垢や雑菌を早めに除去した方が良いという考えから、食後は早めに歯磨きした方が良いでしょう。(産科看護師)

赤ちゃんに虫歯菌を移さないためには?

生まれてきた赤ちゃんの口腔内は、虫歯菌ゼロの状態です。そんな赤ちゃんを虫歯から守るためにはどうすれば良いのか、看護師さんから次のようにアドバイスいただきました。

生まれたての赤ちゃんに虫歯菌は無いですが、ほとんどといって良いほど親から虫歯菌をもらいます。食べ物の口移しや箸やスプーンの共用は避ける、大人が一度口にした物は与えない、口にキスをしない等に注意しましょう。お子さんも歯が生え始めたら、早いうちから歯磨きを習慣づけて下さい。(産科看護師)

自分では丁寧に磨いているつもりでも、意外と磨き残しはあるようです。虫歯菌も多いと指摘があったようですし、一度歯科医院できちんとケアをしてもらった方が、安心して出産を迎えることが出来るでしょう。また、この機に家族全員で歯磨きをする習慣をつけ、一生健康な歯で過ごせるように継続しましょう。


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