妊娠超初期と下痢 

2017/09/23

半年間で2回の流産…妊娠超初期の下痢は流産につながる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

半年間で2回の流産…妊娠超初期の下痢は流産につながる?

妊娠初期に下痢をすると、流産するという噂は本当なのでしょうか。今回は20代の女性からの相談です。半年前から妊活を始めたようですが、これまでに2回の流産を経験したと言います。妊娠初期の下痢が流産に繋がるという話を知り、お腹を壊しやすい体質では妊娠が継続できないのではと悩んでいます。下痢と流産の関係について、専門家に聞いてみました。

妊娠初期の症状についての相談:「妊娠初期に下痢をすると流産する?」

現在、妊活半年ですが、これまでに2回化学流産を経験しています。その両方とも妊娠超初期症状のような症状がありました。子宮の辺りの痛みや吐き気、下痢などです。インターネットの掲示板でよく見かける「妊娠超初期に下痢をすると赤ちゃんが育たずに流産となる」という書き込みは本当でしょうか?普段からお腹を壊しやすい体質ですが、このまま赤ちゃんを授かることができないのではないかと不安です。また妊娠超初期症状は人によって違うと聞きますが、この症状が出ていたら妊娠が継続するという症状はあるのでしょうか?(20代・女性)

下痢=流産ではない。

下痢をしても、必ず流産するわけではありません。

妊娠超初期に下痢をしても、流産になることはないと考えて良いでしょう。妊娠超初期に関わらず、「下痢をすると流産になる」と言われることもあるようですが、医学的な根拠はありません。妊娠することでホルモンバランスが変化し、これまで便秘でなかった人でも便秘になったり、逆に下痢をしやすくなる人もいます。下痢や便秘は、妊娠した人が悩む症状としては多いものです。(看護師)
必ずしも下痢をしたから、流産を起こしたわけではないと私は思います。確かに妊娠中は便秘や下痢になりやすいです。これはホルモンバランスが妊娠によって変化するためです。割合としては、便秘の方が妊娠によって起こりやすい傾向にあります。(泌尿器科看護師)
妊娠初期に何らかの感染症に罹り、その症状として下痢がみられたのではないでしょうか。下痢が流産の直接の原因になるということは考えにくいです。(助産師)

妊娠継続が分かる症状はない。半年に2回の流産は不育症が原因かも

妊娠の継続が判断できる症状は、特にないようです。半年に2回の流産が起きる確率は低いため、不育症の可能性を指摘する声もありました。

「この症状があれば妊娠は継続できる」というものはありません。妊娠初期を問題なく過ごせていても、発育・発達不全で流産となる場合もあります。(看護師)
妊娠初期症状は人によって様々で、この症状があれば妊娠継続が可能ということはありません。気になるのは、半年の間に2回も流産を経験されている点で、なかなかあることではありません。不育症などの原因が隠れているかもしれませんので、流産が偶然なのか、背景に何か隠れているのか調べる必要があると思います。(泌尿器科看護師)
不育症とは、妊娠はしても、2回以上の流産、死産、生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡がみられることです。流産にも種類があり、反復流産とは、流産を2回以上繰り返した場合を言います。3回以上繰り返す流産は習慣流産と言います。妊娠初期の流産の原因は、赤ちゃん側の要因が大きいと言われていますが、今後の妊活のためにも検査をお勧めします。(助産師)

下痢をしたからといって、必ず流産するわけではないようです。また妊娠初期に流産が2回連続で起こる確率はきわめて低く、不育症が隠れている可能性もありますので、まずは原因を調べてみましょう。


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