子宮外妊娠

2017/09/18

クラミジアを放置して20年…子宮外妊娠(異所性妊娠)に影響はある?

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クラミジアを放置して20年…子宮外妊娠(異所性妊娠)に影響はある?

基本的にクラミジアは自然に治らないと言われています。子宮外妊娠(異所性妊娠)を経験した女性から、クラミジアの治癒や子宮外妊娠(異所性妊娠)との関連性について相談がありました。看護師さん達はどのように答えているでしょうか。

子宮外妊娠(異所性妊娠)に関する相談:「先日子宮外妊娠(異所性妊娠)をしました、20年間放置したクラミジアと関係はありますか?」

まだ学生だった頃に、不正出血で婦人科を受診しました。自覚症状は何も無かったのですが、クラミジアと診断されました。親にバレるのが嫌だったため放置し、もらった薬も服用せずすぐに処分してしまいました。そのまま放置して20年経ちます。先日の検査でクラミジアは無かったのですが、自然に治ることはあるのでしょうか?その場合、何か悪影響はありますか?先日子宮外妊娠(異所性妊娠)をしたのですが、過去のクラミジアを放置してしまったせいでしょうか?(30代・女性)

自然に治癒することはない・・・抗生物質の服用で治った可能性も

風邪などで処方された抗生物質の中に、偶然クラミジアにも効果のある種類があり、その結果症状が改善された可能性が考えられるようです。

クラミジアに感染し、それを放置してしまったということはこの20年間にセックスをしていれば、相手となった人にも感染させていた恐れがあります。20年間放置していても先日の検査でもクラミジアが該当しなかったのは、風邪などで抗生物質を内服して、それがたまたまクラミジアにも効くタイプの抗生物質であったのであれば、知らず知らずの内に副産物的に治療をしていたのかもしれません。そういう意味では、自然に治ったと解釈できます。(看護師)
クラミジアが自然治癒することは、無いとされています。ところがクラミジアの治療をしなくても、症状が無くなることがあります。なぜならクラミジアが「細菌」であるためです。例えば、風邪などで抗生剤の処方を受けた場合、抗生剤の影響がクラミジアにも影響を与えて症状を改善することがあります。これはクラミジアに限らず、長期間抗生剤を投与をすると、腸内細菌まで死滅させてしまい、下痢などが起こる場合もあります。しかしクラミジアが完全に死滅することは難しく、再発することもあります。(看護師)

クラミジアが子宮外妊娠(異所性妊娠)に影響することも

クラミジアと子宮外妊娠(異所性妊娠)の関係について教えてくれました。

子宮外妊娠の原因として、クラミジアが影響している場合もあります。しかし、検査で検出されなかったのであれば、たまたま今回の妊娠が子宮外妊娠(異所性妊娠)という結果になったのだと考えます。(看護師)
クラミジア細菌が原因で、子宮頸管炎や卵管炎などに及ぶこともあります。その結果、卵管狭窄となり子宮外妊娠(異所性妊娠)や不妊症になる恐れはあります。(看護師)

クラミジアは自然に治ることはありませんが、風邪などで処方された抗生物質が偶然クラミジアにも効果があったため、結果的に症状が改善することはあるそうです。また、クラミジアを治療しないままで経過すると、子宮外妊娠(異所性妊娠)や不妊症に影響する場合もあるようです。


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