膀胱炎

膀胱炎で、尿が漏れることってある?

膀胱炎になると、トイレが近くなる「頻尿」という症状がよく起こります。しかし、膀胱炎で、トイレに間に合わず尿が漏れてしまう程の強い尿意が起きることはあるのでしょうか。

40代の女性からの相談:「膀胱炎が治った後に、強い尿意と尿漏れが…他の病気の可能性は?」

仕事が忙しく、水分を摂れなかったりトイレに行けない日が続いたせいか、膀胱炎になりました。排尿の際にズキッとした痛みを感じましたが、平日はいつも帰宅が22時過ぎなので、我慢しながら土曜になるのを待ち、泌尿器科を受診しました。そのせいか痛みが酷くなり、尿が濁っていると言われ、薬を処方してもらいました。薬を飲んで痛みは治まったのですが、しばらく経ったある日、再び排尿時の痛みと突然強い尿意を感じ、尿を漏らしてしまいました。この強い尿意は膀胱炎の症状、それとも他の病気でしょうか?忙しくて受診する時間が取れません。(40代・女性)

尿漏れは膀胱炎でも起きる

強い尿意と尿漏れの症状は、膀胱炎でも起こり得るようです。但し、治療が遅れると悪化したり進行したりする可能性があります。

膀胱炎では、頻尿・残尿感・排尿痛・尿の混濁などの症状が起こります。長期間放置すると症状が悪化し、膀胱よりも上位にある腎臓まで細菌が侵入すると腎盂腎炎を引き起こす場合があります。症状が出たらなるべく早めに受診しましょう。また、膀胱炎は、強い尿意・尿漏れが起こることがあります。特に女性で出産経験や加齢により骨盤底筋群の筋力が低下していると、尿漏れが起こりやすくなります。(看護師)
膀胱炎は、強い尿意により失禁することがあります。特に間質性膀胱炎では強い尿意が起こりやすいです。膀胱炎の症状としては、尿の濁り(混濁)、排尿時の痛み、頻尿などがあります。膀胱炎の既往があるので、強い尿意は膀胱炎からの症状と考えられます。重症化すると発熱や血尿などが出現し、悪化したり膀胱炎を繰り返すことで腎臓にまで影響して、腎盂腎炎などに進行する場合もあります。(看護師)

他の病気の可能性も…早めの受診を

トイレが近くなり、尿漏れの症状が起きる病気は、膀胱炎以外にもあるようです。現在現れている症状だけでは判断出来ませんので、症状が続くようであれば医療機関で相談すると安心です。

尿漏れの症状が強い場合「過活動膀胱」の可能性もあります。過活動膀胱は、神経障害・骨盤底筋障害・加齢などが原因で、膀胱が敏感になる病気です。原因がはっきりしない場合や、心因性、膀胱炎が引き金となり発症する場合もあります。私の場合、ストレスと疲労により心因性の過活動膀胱になり、治療に2カ月近くかかりました。膀胱炎ではなく過活動膀胱である場合や、膀胱炎でも過活動膀胱でもなくそれ以外の病気が隠れている可能性もあります。病院を受診し検査を受けてください。(看護師)
膀胱炎以外の病気でも強い尿意を生じることがあります。仕事の都合もあり難しいかもしれませんが、あまり放置するとさらに重症となり、余計に休まなければいけなくなることもありますので、時間を作って受診することをお勧めします。(看護師)

専門家によると、膀胱炎の可能性と他の病気の可能性、どちらも考えられるようです。お忙しいとは思いますが、悪化させないためにも早めの受診をお勧めします。


2017/10/02

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)