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2017/08/14

油断してたらお腹がポッコリ! 「贅肉」はお腹からつくの?

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

油断してたらお腹がポッコリ! 「贅肉」はお腹からつくの?

「最近、おなかまわりだけ贅肉がついてきた」という方はいませんか?
「贅肉」とは、一般的に余剰な皮下脂肪組織を指します。
それではこの贅肉、「おなかまわりだけにつく」ということはあるのでしょうか?
 
そもそも、贅肉とはどこからつくものなのでしょう?
今回は、この贅肉の、キーワードとなる脂肪について、詳しくご説明いたいしましょう。

ぽっこりおなか、その正体は?

ぽっこりおなかの正体、それは内臓脂肪もしくは皮下脂肪です。
どちらの脂肪も、食べものを原料に肝臓で合成された「中性脂肪」が、血液中や身体の至るところに「脂肪細胞」として蓄えられたものです。
脂肪細胞は、身体の中にどのような形で存在するかによって名前や役割が異なります。肝臓などの内臓周りに脂肪がついた場合を「内臓脂肪」、太ももや二の腕、お腹周りの指でつまめる部分など皮膚の下の場合を「皮下脂肪」といいます。

おなかだけ出てきた場合は「内臓脂肪」

内臓脂肪は、食事で摂取したエネルギーが過剰になった場合に脂肪として蓄えられます。
内臓脂肪が増えると、糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病を悪化させることが明らかになっています。「メタボリックシンドローム=内臓脂肪肥満」という言葉が聞かれるように、健康にも大きな影響を与えるため要注意です。
内臓脂肪型の肥満はお腹周りに脂肪がつくため、お腹がでっぱったような体型が特徴です。「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。
おなか以外の部分にあまり変化がみられないのに、おなかだけが出てきた方は、おそらくこのタイプです。
内臓脂肪は内臓の周りにつくため、身体の外から触れて確認することはできません。
一見やせているように見える人にも、内臓脂肪が多くついていることがあります。ホルモンの影響で男性の方がつきやすく、また、加齢とともにつきやすいともいわれています。
何だか落としにくそうに思われるかもしれませんが、内臓脂肪は「つきやすく・落ちやすい」ので、食習慣を改善し運動を心がけることによって比較的簡単に減らすことができます。

おしりや太ももが目立っている場合は「皮下脂肪」

おもにお腹周りやお尻、二の腕、太ももなどにつきやすくなります。
皮下脂肪型の肥満は、とくに下半身につきやすいことが特徴で、見た目の様子から「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
皮下脂肪は一般的に女性に多いといわれています。これは、妊娠・出産をするためのホルモンが影響しているためです。「皮下脂肪なんていらない!」と思う方が大多数だと思いますが、皮下脂肪は皮膚の下に蓄積され、身体を外部の衝撃から守る役目、体温を保温する役目、栄養を蓄える役目、などを持つある意味必要な脂肪です。
皮下脂肪は必要なものなので、一度つくと落ちにくいともいわれます。
身体がエネルギーを必要とするとき、まずは血液の中や筋肉に貯蓄されている糖がエネルギーとして使われます。それでも足りなくなったときに体脂肪が分解されます。
体脂肪の中でも、まずは内臓脂肪が使われ、その後でやっと皮下脂肪の順番が回ってきます。そのため、皮下脂肪は減らしにくいのです。

じゃあ脂肪はどこからつくの?

脂肪がどこからつくのか、ということが気になる人は多いと思います。
しかし、これに対する明確な答えはまだ出ていないようです。そのため、脂肪は〇〇からつく、とははっきりとはいえないのです。
ただし、お伝えしてきたように、脂肪のつきやすさには、ホルモンや加齢が関係していて、内臓脂肪には、男性につきやすく、また、加齢とともに男女ともつきやすいという特徴があります。
一方、皮下脂肪には女性につきやすいという特徴があります。そのため、自分の年齢や性別を踏まえた上で、脂肪がついている場所を観察してみることで、脂肪の種類に合わせた対策が講じやすくなります。

気になる脂肪にあわせた対策

身体に溜まっていく脂肪は、貯蓄になぞらえて、内臓脂肪は普通預金、皮下脂肪は定期預金にたとえられます。内臓脂肪は普通預金のようにすぐたまり、生活を少し見直すと比較的簡単に減らすことができます。
一方、定期預金のように使う頻度が少ない皮下脂肪は、増えても簡単には減らないものです。
どちらを落とすにも、基本的な食事と運動の見直しは欠かせません。内臓脂肪が気になる場合は、まず食べ過ぎ・飲み過ぎの生活を改善するだけでも、一定の効果が得られるでしょう。
一方、皮下脂肪を減らすためには、食事や運動の見直しに加えて、ウォーキングやランニングといった脂肪燃焼効果の高い有酸素運動が効果的です。

<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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