薬(処方薬・市販薬)

2014/08/15

ニキビの塗り薬、妊娠中に塗り続けても大丈夫?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

ニキビの塗り薬、妊娠中に塗り続けても大丈夫?

妊娠中は食べるものだけでなく、体に塗るものにも気をつかうもの。医療・ヘルスケアの専門家に悩みを相談できる「なるカラ」にも、ニキビの塗り薬の使用について悩む妊婦さんから相談が寄せられていました。妊娠中の塗り薬の悩みに、看護師さんや薬剤師さんはなんと答えているのでしょう?

妊婦さんからの相談:「妊娠中のニキビの塗り薬で赤ちゃんに悪い影響がでないか心配です…」

妊娠してニキビがひどくなった…でも塗り薬がお腹の赤ちゃんに影響するんじゃないかと心配…そんな悩みをもつ妊婦さんからの相談です。

現在妊娠5カ月の妊婦です。妊娠前までよくニキビ用の市販の塗り薬(硫黄配合のもの)を使用していたのですが、妊娠を機にやめました。でも、それから再びニキビが増えてきました。このような市販のニキビ用の塗り薬は妊娠中に使い続けても大丈夫でしょうか?直接口にしなくても、皮膚に塗るもので赤ちゃんに悪い影響がでるものはあるのでしょうか?

妊娠中のニキビの薬、皮膚科では医師に、薬局では薬剤師に相談を

「妊娠中、ニキビで悩む妊婦さんはとても多いです」と産科・婦人科看護師さんは言っています。どうしてもお薬をつけたいほどにひどくなる場合は「医師または薬剤師に相談を」と看護師さん・薬剤師さんからアドバイスがありました。

妊娠中のお薬の使用は、基本的には病院で相談してからをお勧めします。例えばニキビ治療薬で皮膚科で処方されるディフェリン(アダパレン)は妊婦には禁忌とされています。またニキビがひどい場合には皮膚科より抗生剤を処方されることがありますが、この際にも、妊婦禁忌の抗生剤があります。一方で、妊娠中でも使用可能なお薬もありますので、病院で妊娠中であることを伝えれば、妊婦でも使用可能な代わりの薬を処方してもらえます。(産科・婦人科看護師)
塗り薬は飲み薬ほどではないにせよ、やはり赤ちゃんに影響がゼロであるとは言い切れません。市販のニキビ用の塗り薬を購入する際には、薬局で薬剤師に相談してください。(薬剤師)

妊娠中にニキビが増えるメカニズムを知って、ニキビを賢く防ごう

そもそもニキビがひどくならなければ塗り薬を塗る必要もないわけです。看護師さんがニキビの増えるメカニズムを教えてくれましたので、参考にしてみましょう。

妊娠中にできるニキビの一番の原因は、妊娠によるホルモンバランスの変化です。妊娠初期は、妊娠を継続するため2つの女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が盛んに分泌されます。このうち、プロゲステロンは皮脂の分泌を活発にするため皮脂の分泌が過剰になり、毛穴を詰まらせニキビの原因となります。(産科・婦人科看護師)
食欲の増減、好みの変化による極端な偏食の影響がお肌にニキビとなって現れることもあります。さらに、妊娠中に陥りやすい便秘や運動不足、妊娠という特別な状況の中でのストレスや睡眠不足なども原因の一つと考えられています。(産科・婦人科看護師)

防ぎようのない体の変化は仕方がないとして、生活に工夫をプラスすることによってニキビが増えるのを防ぐことができそうです。バランスのよい食事と心身に負担のない生活を心がけてみましょう。どうしても塗り薬が必要なときは医師または薬剤師に相談し、できるだけ安心なお薬を選択してもらいましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加