便秘

便秘を改善して妊娠に備えたい…どんな方法があるの?

もともと便秘が酷いという女性から、妊娠したらもっと便秘が酷くなってしまうのではという悩みが寄せられました。お腹のマッサージを行っているものの、圧迫による妊娠への影響も心配しています。マッサージの是非や、便秘改善の方法について、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

妊活についての相談:「便秘が酷く妊娠時の便秘が不安」

現在妊活中ですが、元々便秘です。妊娠すると、更に便秘になる人が多いと聞いて、今のうちにどうにか改善しなければと思っています。インターネットで検索して、腸の辺りをマッサージする方法を実践しているのですが、子宮や卵巣などを圧迫してしまっている気がしています。このマッサージによって排卵のタイミングがずれたり、受精卵が着床しなかったりと妊娠に影響するのではないかと心配しています。強めに押してしまっても問題ないでしょうか。マッサージ自体止めておいた方が良いでしょうか。(30代・女性)

お腹のマッサージが妊娠に影響することはない

お腹をマッサージすることで妊娠しにくくなる心配はないということです。妊娠すると便秘になりやすいため、妊娠前の今から便秘を改善しておくことが重要です。

腹部をマッサージすることが直接妊娠に影響することはないでしょう。しかし、強くマッサージしたから効果が高まるというものではありませんので、無理に強めにマッサージする必要はありません。お腹を温めながら、向かって時計回り(自分から見て右から左へ)にゆっくりマッサージしてあげると良いでしょう。また、日頃から水分を多く摂り、適度な運動を心がけましょう。(看護師)
腸の蠕動運動を促すマッサージとして「の」の字マッサージがあります。お臍を出発して、時計回りにひらがなの「の」を描くようにマッサージをします。腹壁が2~3cm程度へこむ程度の力で5分程度マッサージをすると効果があると言われています。ただし、妊娠した場合は、一旦中止し、産後に再開しましょう。(助産師)
妊娠するとホルモンの作用や子宮の増大により腸蠕動が抑制され、便秘になりやすくなります。さらに、妊娠中はつわりによる食習慣の変化・運動不足・自律神経の乱れなどが便秘を助長することになります。妊娠前から便秘改善・便秘予防を心がけることはとても良いことです。便秘は、ストレスにも影響を受けますので、リラックスすること・休息を取ること・十分な睡眠を確保することにも気を付けましょう。(看護師)

食事や運動などの生活習慣に注意を

食物繊維や水分の摂取、代謝を高める運動などで、便秘の改善を目指すと良いようです。生活リズムを整え、決まった時間にトイレに座ることも勧められています。

便秘の対策でお腹のマッサージは有効ですが、食事・運動・生活習慣にも気をつけなければなりません。食事は食物繊維や乳製品を多めに摂るようにしてください。食物繊維には水溶性食物繊維・不溶性食物繊維があり、1:2の割合が良いとされています。(看護師)
水分は1日に1500~2000mlを目安に、タンポポ茶・ごぼう茶・黒豆茶など便秘に効果のあるお茶を飲んでください。運動はウォーキング・体操・ヨガなどで代謝を高め、血行を良くする運動を行ってください。生活リズムを整え、毎日決まった時間にトイレに行きましょう。(看護師)
朝、起きてすぐに冷たい水をぐっと一杯飲むことで、胃から結腸反射が起こります。胃に入った刺激で大腸の動きを高めます。また、食後に「排便したい」という刺激(便意)が起こります。便意は10~30分程度であり、その後は便意が引いてしまいます。そのため、便意を我慢しないことが大切です。(助産師)

便秘改善のために、妊娠前から生活を整え、マッサージ以外にも食事や運動などの生活習慣の改善や、規則正しい生活リズムを心がけましょう。


2017/10/03

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