便秘

妊娠中に下剤や浣腸を使うと胎児に影響はありますか?

女性には便秘に悩む人が多いといわれています。では、妊娠中は、妊娠前と同じように下剤を服用したり、浣腸を使用したりして問題はないのでしょうか。お腹の赤ちゃんに影響がないか心配だというプレママからの相談に、専門家はどのようなアドバイスをしているでしょうか。

プレママからの相談:「妊娠中の便秘に下剤や浣腸を使うと胎児に影響はありますか?」

現在妊娠3カ月ですが、妊娠前から便秘で、下剤や浣腸に頼って生活していました。妊娠してからも、産科から処方される下剤を飲んでいます。毎日飲んではいけないと思い控えていますが、お腹が張って苦しい毎日です。たまに、妊娠中に危険な腹痛では無いかと心配になる時もあります。妊娠前は下剤を飲んでも出ない時は、浣腸していましたが、妊娠中に浣腸をしても問題はないですか。下剤が、お腹の子に影響がないか知りたいです。(20代・女性)

便秘薬は医師に相談して使用しましょう

妊娠中の便秘は母体や胎児に影響を与える場合があるため、医師に相談の上、胎児に影響の出にくい処方薬を使用するよう勧めてくれました。浣腸は流産や早産を誘発する恐れがあるようで、使用に際しては自己判断をせず医師に相談した方がいいそうです。

便秘は排便時に強く息む動作を伴うので、胎児に悪影響をもたらす可能性もあり得ます。妊娠中でも、胎児に影響を及ぼさずに安心して使用できる内服の下剤も知られています。(小児科専門医)
一般的に妊婦さんに処方される便秘薬は酸化マグネシウムが主成分で、腸内に水分を引きこむことで便を柔らかくし、便の状態で自己コントロールでき胎児に影響がでにくい薬です。妊娠中の便秘はよくあることで、便が出ない方が母体や胎児に悪影響ですから、便秘の時は薬に頼った方が良い場合もあります。(看護師)
浣腸に関しては賛否あるところであり、浣腸を使用することで間接的に子宮への刺激が伝わることが懸念されることもあります。以上のことから、内服の下剤薬や浣腸の使用については市販薬で済ませるのではなく、産婦人科医師に相談の上対処いただくことをお勧めいたします。(小児科専門医)
浣腸は刺激が強いため、流産・早産を誘発する恐れがあるといわれています。浣腸をする時は、自己判断せず、産婦人科医師に相談してから行ってください。(看護師)

水分や食物繊維を積極的にとりましょう

便秘は妊娠中だけでなく、産後も続くことがあるそうです。便秘対策としてタンポポ茶やゴボウ茶などで水分を1日1500~2000mlを取り、食物繊維を摂ることも勧めてくれました。

妊娠中の便にまつわる問題は多くの妊婦さんが体験されますし、産後も継続することがあります。そのため、妊娠初期から早期に対応することが重要です。(小児科専門医)
便秘対策として、食物繊維や乳製品を摂ることがありますが、食物繊維には水溶性と不溶性があり、1:2の割合で摂ると効果的といわれています。水分はタンポポ茶・ごぼう茶・黒豆茶などを、1日に1500~2000mlを目安に飲んでください。(看護師)

市販の便秘薬の服用や浣腸の使用は妊娠に影響することがあるようですから、自己判断はせず、産婦人科医師に相談しましょう。


2017/10/16

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