産後の腰痛

ヘルニアで抱っこが辛い…腰に負担にならない方法は?

腰に負担がかからない抱っこの仕方はあるのでしょうか。今回は2歳児のママからの相談です。ヘルニアを患っている相談者さんですが、子どもが大きくなるにつれ、腰への負担に悩まされています。専門家からはどのような解決方法が提案されたでしょうか。

ヘルニアについての相談:「腰に負担をかけず、子どもを抱っこする方法」

妊娠前からヘルニアを患っており、腰が弱かったのであまり重い荷物は持たないようにして過ごしてきました。しかし、出産してからは子どもを抱っこするようになり、子どもが成長するにつれ、辛くなってきました。腰痛持ちの場合、子どもの抱っこはどのような工夫をしたら良いのでしょうか。腰の負担にならない方法などがあれば、教えていただけると大変助かります。(30代・女性)

膝を曲げてしゃがんで抱っこを。抱っこ紐などで負担の分散も

膝を曲げてしゃがんで抱っこするのが良いようです。腰に負担が集中しないよう抱っこ紐などを使うのが良いとのアドバイスが寄せられました。

腰が痛くても、抱っこしないわけにはいかないと思います。抱っこする時は、膝を曲げてしゃがんだ状態から抱っこして下さい。膝を伸ばしたまま抱っこすると、腰だけに負担が集中します。お母さんの身体のサイズに合った抱っこ紐や、腰痛持ちの方用の抱っこ紐を利用して、お子さんの位置が上過ぎず下過ぎず、自然に腰を真っ直ぐ伸ばせる位置で調節して下さい。(看護師)
お子さんの重心が親御さんの腰あたりに来るのを避け、胸の付近に重心が来るように少し高めに抱き抱えるイメージを持って下さい。背中が反る姿勢もヘルニアを悪化させる要因になりますので、お子さんが嫌がる様子がなければ、おんぶをする方が抱っこよりは良いでしょう。(小児科専門医)

高めに抱っこしてお尻を腕で包み込んで。ベビーカーも活用して

子どものお尻をママの腕で包み込むようにして、高い位置で抱っこするのが良いとの意見もありました。抱っこにこだわらず、ベビーカーも活用するのが良さそうです。

2歳のお子さんの抱っこというと抱っこ紐も使いにくい年齢かと思いますので、一般的にいわれるヘルニア持ちの方が注意するべき点が当てはまると思われます。腰回りにだけ力が入ることを避けて下さい。お子さんの身体とご自身の身体がしっかりと密着していることを確認してから、抱っこするようにしましょう。お子さんの胸やワキを抱きかかえる感覚ではなく、お子さんのお尻を腕全体で包み込む姿勢が大切です。(小児科専門医)
辛い時は無理せず、ベビーカーを利用しましょう。日頃から腰周りを冷やさないようにし、腰痛体操やストレッチを行って下さい。オムツを換える時につい前かがみになると、腰に負担がかかります。床でオムツを換える時はしっかりお尻を着けた状態で座って行い、ベビーベットの場合は赤ちゃんの足の位置がお母さんのお腹の位置になる高さで行うと、腰の負担が少なくなります。(看護師)
整形外科に受診し、ヘルニアの治療を受けましょう。また、抱っこだけでなく、育児をしているママは前傾姿勢になる機会が多いと思います。前傾姿勢になった後に、背筋を伸ばしたり、腰を回す運動を短時間でも取り入れてみましょう。また、腹巻を着けたり、寝る前にストレッチを行うことも効果的でしょう。(助産師)

腰に負担が集中しないよう工夫するのが良いようです。ヘルニアへの影響を考えるなら、抱っこよりおんぶの方が良く、また、抱っこ紐やベビーカーを活用した方が腰への負担は少ないでしょう。


2017/10/06

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