心拍パターン

NSTで聴いた胎児の心拍、激しいような気がしたけど大丈夫?

パパやママに心臓の持病があると、赤ちゃんの健康も心配になるものです。そんなご夫婦からの、NST(ノンストレステスト)という胎児の心拍を見る検査を受けた際、聴こえてきた心拍が隣の妊婦さんのものより激しいような気がして不安に思っているという相談に対し、専門家は何と答えているでしょうか。

妊娠10カ月のプレママからの相談:「NSTにおける赤ちゃんの心拍と遺伝について」

妊娠10カ月で現在38週目になりました。先日37週の時にNST(ノンストレステスト)という胎児の心拍を見る検査を受け、その際に隣に別の妊婦さんが座っており、同じように検査を受けていたのですが、聴こえていた心拍が何だか私のお腹の子の方が激しいような印象を受けました。個人差はあるのでしょうが、あまりに激しい時があったので心配になりました。また、私自身が軽症ではありますが、僧帽弁閉鎖不全症という心臓の弁に関する持病があるため、遺伝するのかなと少し心配しています。ちなみに夫も遺伝性の不整脈があると聞いています。NSTで聴こえた心拍が激しいことについて、助産師さんは特に何も言っていませんでしたが、生まれた後に赤ちゃんには何か影響は出ないでしょうか。(30代・女性)

赤ちゃんの姿勢によって聴こえやすさに違いが

NSTでは心臓の異常を見つけることが目的ではないようです。お腹の部位や赤ちゃんの姿勢によって聴こえやすさも異なるため、激しく聴こえたことについて気にする必要はないとのことです。

NSTとは、ノンストレステストの略で、陣痛が来ていない時に赤ちゃんの心拍数を確認して赤ちゃんの元気度を診断します。赤ちゃんの向きによって心拍ドップラーに聴取しやすい位置だったのかと思われます。(助産師)
NSTによる検査の目的は、赤ちゃんが出産を乗り越えることが出来るかどうかを予測するものであり、決して陰に潜んでいる不整脈や弁の病気などを調べるものではありません。そのため、赤ちゃんの心拍が激しいことが病的なことを示唆する訳ではありません。(看護師)
お腹の部位や赤ちゃんの姿勢によって、聴こえやすい部分と聴こえにくい部分があるので、音の大きさは気にしなくていいでしょう。大切なのは心拍数とリズムです。(看護師)

病気に関しては担当医師をに確認をして

病気の遺伝に関しては、産婦人科医師も注意してフォローしているはずという意見がありました。NSTの結果に異常がなく、問題を指摘されたことが無いのであれば、今回心音が激しく聴こえたことについて、必要以上に心配することはなさそうです。

赤ちゃんが弁の病気を持っているかどうかは、エコー検査で指摘することが可能です。(小児科専門医)
ダンナさんが遺伝性の不整脈をお持ちであることについては、具体的にどういった病気かにもよるため、この場では正確にお答えすることは出来ません。しかし産婦人科医師もそういった病気について熟知されていることと存じますし、赤ちゃんについてのフォローアップ方法も気を付けていらっしゃることと想像します。(小児科専門医)
NSTの結果が問題なく、それ以外にこれまでの経過に異常を指摘されたことが無いのであれば、心拍の激しさが出産後の赤ちゃんの状況を予測出来るものではないと思われます。(小児科専門医)

心音の聴こえ方は、お腹の部位や赤ちゃんの姿勢によっても異なります。遺伝性の病気に関しては担当医も熟知しており、注意してフォローしてくれるはずですので、検査結果に異常が無ければ心配し過ぎず産婦人科医師に確認しましょう。


2017/09/19

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