出血

2017/10/10

妊娠3カ月、出血の原因は自転車?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠3カ月、出血の原因は自転車?

妊娠中も、上の子の送迎などで自転車に乗りたいことはあるものです。3カ月の妊婦さんから、5分だけ自転車に乗ったら出血していたという相談が寄せられました。自転車と出血の関係について、専門家はなんと答えているでしょうか。

妊娠3カ月のプレママからの相談:「出血は自転車が原因なのでしょうか」

現在、2人目妊娠3カ月です。上の子の保育園の送迎のため、止むを得ず自転車に5分ほど乗りました。その後トイレへ行ってみると、ほんの少しですが出血していました。1人目の妊娠初期にも、1度だけ同じような出血があり、医師に相談したら問題はありませんでした。気にしなくても良いかなとも思いましたが、自転車に乗っての出血は2回目です。やはり自転車に乗るのが原因なのでしょうか。周りにはかなりお腹が大きくなっても自転車に乗っている人がいるのですが、個人差があるのでしょうか。(30代・女性)

自転車がきっかけになることは否定できない

自転車に乗ることが出血のきっかけになったり、子宮内にたまっていた出血を排出する機会になったりする可能性はあるようです。また、出血のしやすさや原因は人により、またタイミングにより異なることが指摘されています。

妊娠中は胎児を育てる必要があるため、妊娠前に比べて子宮への血液供給量が増加します。そのため少し腹圧がかかったり、体位の関係や運動量の関係から少しのきっかけで出血しやすくなります。自転車が原因かどうかは断定することは難しいですが、きっかけになったことは否定できません。(小児科専門医)
自転車に乗って腹圧がかかった時に、子宮内に溜まっていた出血が排出された可能性があります。病院で問題なしと言われているのであれば心配する必要はありませんが、どのような出血であれ、出血した場合は安静にし、産婦人科を受診する必要があります。(看護師)
同じ方であっても、その都度妊娠の度における子宮への血液供給の様子や胎児の位置などは一定ではありません。そのため個人差もあるのと同時に、同じ妊婦さんの中でも差があります。(小児科専門医)

自転車はなるべく避けるのがベスト

妊娠中の自転車は、振動や運動による影響のほか、転倒しやすくなっていることからも、なるべく避けることが勧められているとのことです。

自転車の乗車は、妊娠中はなるべく避けることをお勧めします。自転車の乗車による振動や踏み込み運動によって腹圧がかかり、切迫流産・切迫早産の原因になる可能性があるともいわれています。(看護師)
妊娠中は、貧血・ホルモンバランスの乱れ・自律神経が不安定になるなどが原因で、めまいや動悸を起こしやすくなります。またお腹が大きくなると、自分が思っている以上に身体のバランスをとることが難しくなります。それにより転倒につながる危険性があり、特に上の子を乗せての走行は転倒しやすくなりますので、別の方法での送迎をお勧めします。(看護師)

断定はできませんが、自転車が出血のきっかけになることは十分に考えられるようです。また、出血のしやすさには個人差があり、同じ人でもその時々で違います。振動や運動によって腹圧がかかり、切迫流産・切迫早産を引き起こしかねないことや、転倒しやすくなっていることなどから、妊娠中はなるべく自転車に乗ることは控えましょう。


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