痒み

妊娠7カ月で身体中に痒み、市販薬って塗ってもいいの?

妊娠すると、身体に今までなかったような異変が起きることがあります。安定期に入った頃から身体中が痒くてたまらず、保湿クリームを塗っても治まらないので市販薬を使用してもよいかという相談に、看護師さんたちはどの様に回答しているのでしょうか。

妊娠中の身体の痒みについての相談:「次回の健診日まで市販薬で対応可能?」

妊娠7カ月に入った頃からお腹や胸を中心に、腕や脚や背中など首から下全身が痒いです。我慢できず掻きむしった後は、赤い発疹が沢山出ています。乾燥のせいかと思い妊娠線防止クリームを塗っても治まらず、健診はまだ先なうえに産婦人科はいつも混んでいるのでこの程度で受診するのは気が引けます。夫はオロナインを塗ればと言いますが、市販薬を塗っても大丈夫でしょうか。(30代・女性)

悪化する前に病院を受診

妊娠中、身体が痒くなる原因は色々とあります。放っておくとどんどん悪化する可能性もあるので、次の健診を待たずに病院を受診した方がよいかもしれません。

急激な皮膚の伸び、妊娠中に分泌されるホルモンの影響、皮下組織の弾力が失われる、子宮の圧迫により胆汁の分泌が悪くなるなどの理由で、痒みが生じることがあります。また下着や腹帯のゴムの刺激や、身体が温まると痒みが増強することもあるので、下着はあまり締めつけず少しゆとりのあるものを使用し、腹帯などは時々外して通気をよくし、入浴後や汗をかいた後は一旦乾燥させてから着用しましょう。(産科看護師)
入浴後は保湿剤などで肌のケアを行い、痒みがひどい時はごしごしこすらず、冷たいタオルなどを押し当てて皮膚表面の温度を下げるのも効果的です。我慢していると症状が悪化することもあるので、痒みがひどい時は次の健診を待たずに産科や皮膚科を受診しましょう。(産科看護師)
特に水分を奪われる入浴直後は、すぐにクリームを塗るとよいです。産科で長時間待つのが辛ければ皮膚科を受診し、妊娠している旨と、産科で処方された薬があればそれも伝えて下さい。(消化器科看護師)

外用薬は医師や薬剤師に相談してから

外用薬は胎児に影響がないものが大半ですが、医師に処方してもらった方が安心です。もし市販薬を使用の際は、薬剤師に相談の上購入した方がよいでしょう。

塗り薬は胎児には影響ないものがほとんどですし、市販薬でも問題ないでしょう。しかし妊娠中は皮膚が敏感で合わない薬を使うと逆効果なので、やはり主治医に処方してもらった方がよいでしょう。ステロイド剤でも、痒みのある場所に部分的に塗り長期に渡って使用しなければ問題ありませんし、妊娠中の皮膚の痒みは出産後にはほとんどが治まります。(産科看護師)
オロナイン軟膏は胎児には直接影響ありませんが、妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいので皮膚トラブルが現れたら中止してください。外用薬は胎児に影響を及ぼすものは少ないですが、市販薬を使用の際は購入する前に必ず薬剤師に相談してください。市販の外用薬の場合、効用は広く浅くといったものなので効果がみられない場合もあります。その時は我慢せずに病院を受診しましょう。(消化器科看護師)

オロナイン軟膏は胎児に影響はないとのことですが、できれば医師に診てもらい適切な薬を処方してもらった方がよいかもしれません。乾燥を防ぐためしっかりと保湿を行い、それでも症状が改善されなければ病院の受診を検討してはいかがでしょうか。


2015/05/10

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