高齢出産

2015/05/12

高齢妊娠・出産で気をつけるべき4つのポイントとは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

高齢妊娠・出産で気をつけるべき4つのポイントとは?

妊娠・出産は、高齢になるほど体力的に不安が出てくるものです。第一子を出産後10年が経ち、今回は高齢出産になるので色々と不安があるという相談に対し、看護師さんたちが4つのアドバイスをしています。

妊婦さんからの相談:「10年ぶりの出産。高齢出産で注意すべきことは?」

第一子を出産してから10年も経っている上、2人目は高齢出産となる年齢なので不安です。第一子の時は陣痛から3時間以内で生まれ、普通分娩で安産でした。しかし昔とは状況が変わった今、出産にかかる時間や懸念される事柄、またその対策についても具体的に知りたいです。(30代・女性)

高齢だから特にリスクが上がるわけではない

高齢だと確かに体力面などで不利な点はあるかもしれませんが、妊娠や分娩のリスクは誰にでもあり、その時でないと何が起こるかはわかりません。ただ日頃からできる範囲で、体力作りをしておくことは大切です。

必ずしも高齢だからリスクが高まるというわけでなく、誰にでも分娩のリスクはあります。初産では安産でも2人目は難産になる場合もありますし、逆の場合もあります。分娩そのものではなく、安産につながる妊娠経過を送ることが大切です。(産科看護師)
安産になるかどうかは経過を見なければなりませんが、以前出産した時よりも体力的な衰えはあるため適度な運動はとても大切です。(内科看護師)

高齢妊娠で注意が必要なこと

分娩自体のリスクは誰にでもありますが、高齢妊娠・出産の場合特に注意しなければならないこととして、以下の内容あると看護師さんは説明しています。

その1. 染色体異常などの先天性障害が起こりやすい
胎児の先天性異常にダウン症がありますが、これに対する予防法はありません。高齢出産の場合、血液や羊水検査で胎児に異常があるか調べられます。(産科看護師)
その2. 妊娠高血圧症を起こしやすい
妊娠高血圧症については、食事や運動など病院からも指示があるでしょう。カロリーや塩分を控えた食事をして散歩など適度な運動を心がけ、足のマッサージで血行をよくしてむくみを予防しましょう。体重の増加は産道を狭くし難産になる場合があるため、特に足の運動、股関節の運動を心がけてください。(産科看護師)
その3. 流産しやすい
流産に対しては、特に妊娠初期はお腹に負担をかけない・身体を冷やさない・必要以上に動き回らない・ストレスをためないなどがあります。しかし、妊娠初期の流産は気をつけていても赤ちゃん側の問題がほとんどのため、予防できない場合もあります。(産科看護師)
その4. 妊娠糖尿病になりやすい
気をつけたいのが妊娠糖尿病で、いずれも年齢が上がるほどリスクは高くなります。高血圧な状態が続くとそれだけ心臓や脳への血流も悪くなります。貧血防止のためにも、塩分控えめでバランスのよい食事を心がけることが大切です。(内科看護師)
高齢分娩で注意が必要なこと

その1.産道がかたくなりやすい
年齢が高くなるにつれて、産道がかたくなりやすく、分娩の際に産道の損傷につながる可能性があります。このようなリスクを避けるために帝王切開が選択されることがあります。

その2.出血量が増えやすい
分娩時の出血量が止まらず、出血量が増える可能性があります。原因としては子宮筋腫などの疾患によるものなどが考えられます。子宮の収縮を促すような薬剤を使用して止血をしたりと対処法があるので心配しすぎる必要はありません。(整形外科・形成外科看護師)

妊娠や分娩のリスクについては、特に高齢だからと言って必ずしも何か変わるわけではないようです。しかし、妊娠を継続するにあたり注意しなければならない点がいくつかあるので、今回のアドバイスを是非参考にしてみてください。


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