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2017/08/20

アトピー性皮膚炎は治るの?薬で皮膚が黒くなることはある?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

アトピー性皮膚炎は治るの?薬で皮膚が黒くなることはある?

アトピー性皮膚炎は、完治するのでしょうか。今回は、高校生の子どもを持つママからの相談です。小さい頃からアトピー性皮膚炎で通院していたお子さんですが、15歳になってかなり改善したものの季節によっては痒みが復活するようです。皮膚が心なしか黒いのは、薬のせいなのかも気になっています。

子どものアトピーについての相談:「皮膚が黒ずんで見えるのは、薬を塗り続けたせい?」

高校生になる子どもは、幼い頃からアトピー性皮膚炎で通院していました。小さな頃と比べて痒みはかなり引いたようですが、乾燥する時期や夏場は痒みが復活します。このようにアトピー性皮膚炎が残っていると思われる場合、大人になっても一生付き合わなければならないのでしょうか?また、子どもの皮膚の色が何だか黒いです。小さな頃にステロイド入りの薬などを毎日のように全身に塗っていたことが原因でしょうか?皮膚の色が治ることはないのでしょうか。(30代・女性)

大人になって発症するケースも。

適切な治療を受ければ完治することも多いようですが、最近では大人になって発症する場合もあるようです。

子どものアトピー性皮膚炎は、中等度以下の症状で適切な治療を行なっていれば大人になるまでに完治する場合も多いといわれます。アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返します。一生付き合うことになるかは人によりますが、長期の治療が必要です。(看護師)
子どもの頃は皮膚が薄くバリア機能が未熟ですが、歳とともに皮膚が強くなるためアトピー性皮膚炎は成長すれば治るといわれていました。しかし最近では、大人になっても症状が続くことや大人になってから再発・発症するケースが増えています。大人になってから起こる原因としては、生活習慣・ストレス・睡眠不足・老廃物の蓄積・冷えなどが挙げられます。(看護師)
アトピー性皮膚炎は完治するものではなく、上手に症状をコントロールして症状を悪化させないように抑えるものという専門医もいます。大人になっても、生活習慣やストレスなど様々な要因で再燃する可能性はあります。お子さんは15歳ということもあり、症状が悪くなるきっかけを把握することが長期的に症状をコントロールするうえで大切になってきます。(看護師)

色素沈着の原因は炎症。保湿やスキンケアを心がけて

色素沈着の原因は、ステロイド剤のせいではなくアトピー性皮膚炎に伴う長引く炎症だと考えられます。保湿や紫外線予防などのスキンケアを心がけ、ビタミンを摂ることが勧められています。

色素沈着はステロイドではなく、アトピー性皮膚炎に伴う皮膚の炎症が長く続くことが原因です。新陳代謝で皮膚が入れ替わることで、徐々に色素沈着が改善されます。歳とともに新陳代謝が低下し皮膚が元に戻るのに時間がかかるようになるため、完全に元に戻るとは言えませんが保湿や紫外線予防などスキンケアの継続が大切です。痒みや発疹が辛い場合は、皮膚科を受診しましょう。(看護師)
ステロイドで皮膚が黒ずむことはありません。アトピー性皮膚炎での皮膚の黒ずみは、炎症による色素沈着です。炎症が治まれば自然に消えますが、真皮まで沈着するとなかなか消えません。保湿を心がけ、ビタミン類を多めに摂りましょう。(看護師)

アトピー性皮膚炎は、大人になってもストレスなどを契機として症状が出現することがあります。皮膚の色素沈着は炎症が長引くことで起こっているようです。スキンケアを心がけ、症状が出て辛い時は皮膚科を受診しましょう。また、長期的に良い状態を保つためには、お子さん本人が症状が悪くなるきっかけを把握するなど積極的に関わって行く姿勢も大切です。


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