卵管炎

卵管炎は不妊の原因になる?パートナーに検査を受けてもらうには?

卵管炎になると、妊娠出来なくなるのでしょうか。今回は、40代の女性からの相談です。卵管炎と診断され、不妊になるのではと悩んでいます。また、医師からパートナーの性感染症の検査も勧められ、パートナーにどのように検査を勧めたら良いのか悩んでいます。

卵管炎についての相談:「卵管炎で不妊になる可能性は?」

痛みと発熱があり、病院で検査すると卵管炎だと分かりました。安静と抗生物質が必要と言われましたが、この治療で不妊になる可能性はあるのでしょうか?これから結婚や妊娠を考えていますが、将来的に不妊になるのではと心配です。また、パートナーにも性感染症が無いか確認した方がいいと言われましたが、すぐに要望に応じてくれるか分かりません。どのように検査を勧めたらいいのでしょうか。(40代・女性)

細菌感染で起こる卵管炎。癒着すると妊娠が難しくなることも

卵管炎は、細菌感染が原因で起こります。卵管の癒着の程度によっては、自然妊娠が難しくなる場合もあります。

卵管炎は、卵管に細菌などが感染して起こります。卵管から炎症が広がり、腹膜や卵巣に感染が及ぶこともあります。原因菌は、大腸菌・連鎖球菌・ブドウ球菌・淋菌・結核菌など様々ありますが、最近はクラミジアも増えています。一般的な感染経路は膣から上方向に感染しますが、菌が血液を巡って感染することもあります。(医師)
通常炎症が起きると、癒着という現象が起きます。皮膚を切った際に傷が治るように、身体が修復する過程で起こるものです。皮膚であれば元に戻りますが、お腹の中は構造が複雑で通常と違うところがくっついてしまいます。不妊になるかは癒着がどの程度起こるか、癒着で卵管が閉塞するかどうかによります。もう片方が正常なら不妊は避けられますが、両側に起こると自然妊娠が難しくなることもあります。(医師)
卵管炎は細菌感染が原因で炎症が起きたもので、ブドウ球菌・連鎖球菌・大腸菌・淋菌などが主な原因菌です。最近増えているのは、クラミジアや淋菌による卵管炎です。炎症で卵管の口が塞がったり、癒着が起こると通過障害が起こり受精出来なかったり、出来ても子宮まで運ばれずに卵管の中で着床する子宮外妊娠が起こります。万が一片方の卵管が塞がっても、もう片方に問題が無ければ妊娠は可能です。(看護師)

今後の経過を見ることが大切。パートナーと一緒に受診して

不妊については、今後の経過を見る必要があるようです。パートナーの性感染症の検査については、正直に事情を話してみましょう。すぐに検査に同意してもらえないようなら、次回の受診時に同伴してもらうことも一つの方法です。

炎症が軽ければ安静と抗生剤での治療になりますが、炎症が酷く他の臓器に癒着すれば手術が必要です。病状によっては、卵管や卵巣を摘出する場合もあります。不妊になるかは、経過を見ないと分かりません。性感染症に関することなので、パートナーも治療が必要です。きちんとお互いの身体について話し合って検査を受けてもらいましょう。(看護師)
経過を見ないと分からないこともあります。パートナーと話をして、次回受診時に同伴してもらうのも一つの方法です。(医師)

卵管炎の炎症で癒着が起きると自然妊娠が難しくなることもあるため、経過を見ながらの対処が必要です。また、お互いの身体のことをきちんと話し合って、性感染症の検査を受けてもらうために次回受診時にはパートナーと一緒に受診してみてはいかがでしょうか。


2017/08/23

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