妊娠糖尿病

2017/10/20

妊娠糖尿病を防ぎたい!何に気をつけるべき?どんな食事がいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠糖尿病を防ぎたい!何に気をつけるべき?どんな食事がいい?

妊娠中はさまざまなトラブルが起こる可能性がありますが、妊娠糖尿病もその一つです。妊娠糖尿病を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。

妊娠糖尿病についての相談:「糖負荷検査の再検査後の生活について」

糖負荷試験が再検査になりました。検査結果の数値は正常だったため、通常の生活をしていますが、尿糖が+になる時もあり、妊娠糖尿病が心配です。野菜を毎食たくさん摂って、血糖を上げそうなご飯やパンを減らしています。お菓子も甘い物は我慢し、低カロリーの物を食べています。インスリンなどにならないよう食事で何とかしたいのですが、どのような食事が良いでしょうか。(30代・女性)

ホルモン変化が引き起こす妊娠糖尿病。重篤な結果になることも

ホルモン変化によって起こる妊娠糖尿病は軽度のことが多いものの、悪化すると胎児死亡に至ることもあるようです。

妊娠糖尿病は、妊娠中の身体の変化によって起こります。妊娠中は胎児に十分な栄養を送り込むため、食べ物以外に母体の脂肪も分解して糖分を作ります。さらに女性ホルモンがインスリンの働きを低下させるため、糖分の分解機能が低下し、母体の血中は普段よりも糖分が多い状態になります。代謝機能も普段と異なり、痩せていたり過食でなくても発症する可能性があります。(看護師)
妊娠糖尿病は妊娠によるホルモンバランスの変化で、糖代謝異常が起こり、血糖値が上がりやすくなって発症します。通常、症状は軽度で出産後に改善します。発症すると、母体側では妊娠高血圧症候群・羊水量の異常・網膜症・腎症などが起こり、胎児側では巨大児・低血糖・心臓肥大・電解質異常・黄疸、最悪の場合は胎児死亡に至ります。(看護師)
普段の生活習慣は発症のリスクを高めます。糖質の過剰摂取・肥満・過度な体重増加・運動不足・糖尿病の既往がある等の場合、リスクが高まります。甘いお菓子や飲料の制限など食事への配慮はとても良いことです。(看護師)

医師と相談しながら食事療法を。体調が良ければ運動も心がけて

予防にはやはり食事療法が良いようです。適度な運動も必要との意見も寄せられました。

野菜や植物性タンパク質(大豆など)・海藻類をメインとした食事が望ましいです。食事内容は医師や管理栄養士への相談をお勧めします。妊娠中は単純に糖尿病治療食やダイエット食ではなく、胎児の栄養も考慮が必要です。(看護師)
予防には食事療法・運動療法が大切です。食事は病院から指示されたカロリーを必ず守って下さい。糖に分解されるご飯・パン・麺類などの炭水化物は控え、たんぱく質・鉄分・ビタミン・ミネラル・葉酸などをバランスよく摂りましょう。(看護師)
食事の量は腹八分でゆっくり食べましょう。生野菜・海藻類などカロリーの低い物から食べると血糖値の急激な上昇を防げます。炭酸飲料だけでなく、スポーツ飲料・野菜・果物ジュースも糖分を含むので注意しましょう。(看護師)
食事だけでなく、運動も重要です。体調が良い時は30分ほどの散歩・ストレッチ・ウォーキング等の軽い運動を心がけましょう。マタニティヨガ・マタニティスイミング等も良いでしょう。(看護師)

妊娠糖尿病を防ぐには食習慣の見直しが大切なようです。医師と相談して適切な食事療法と運動療法をおこなうのが良いとのアドバイスが専門家からありました。


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