中耳炎

2017/10/27

繰り返す中耳炎…もしかして鼓膜切開後のケア不足が原因?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

繰り返す中耳炎…もしかして鼓膜切開後のケア不足が原因?

子どもの中耳炎が繰り返す原因は何なのでしょうか。今回は6歳児のママからの相談です。2歳の時に中耳炎になり、両耳鼓膜切開をしましたが、第二子を妊娠中だったため、手術後の通院が中断してしまったといいます。その後、中耳炎を繰り返し、治りが遅いのは術後のケアが不十分だったからではないかと悩むママですが、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

6歳児のママからの相談:「鼓膜切開後のケアと中耳炎の再発について」

6歳の子どもがいます。2歳の時に初めて中耳炎になりました。耳鼻科で耳の状態を診ていただいたところ、両耳鼓膜切開となりました。その後、本来なら毎日通院すべきでしたが、私が出産を控えており、それが難しいことや、様々な事情があり、担当医から治癒と言われないまま、通院を中断してしまいました。以後、状況が落ち着いてから他の病院にかかっていますが、子どもは鼻水が出る度に「中耳炎」と診断されています。1カ月以上なかなか治らず、担当医からも治りが悪いと言われています。これは鼓膜切開後、治癒と言われないまま中断したことが原因なのでしょうか。(30代・女性)

抗生物質は継続的に服用することで効きにくくなることも

抗生物質を何度も服用していると効きにくくなることがあるようです。手術が原因とは考えにくいとの声がありました。

中耳炎を繰り返すということは、頻度高く抗生物質を内服しているかと思います。この場合、原因菌が抗生物質に効きにくいものが残りやすくなり、そういったことも中耳炎を繰り返す理由になっている可能性があります。(小児科専門医)
中耳炎を繰り返す原因の一つとして、抗生物質が中耳炎の原因菌に対して効きが悪くなっていることが挙げられます。またご兄弟がいらっしゃる、ご家族が喫煙をされていることなども原因となり得ます。(小児科専門医)
2歳の時に鼓膜切開をしたことが直接的な理由とはあまり考えにくいです。鼓膜を切開せざるを得ない中耳炎を幼少期に経験されていることから、もともとお子さんが中耳炎を起こしやすい体質であることが想起されます。(小児科専門医)

再発しやすい子どもの中耳炎。鼻水をすすらないよう注意を

もともと子どもの中耳炎は再発しやすいようです。鼻水が出たらすすらないなど普段からの心がけが大切とのアドバイスがありました。

中耳炎は風邪を引いた時に起こりやすく、3歳までに約80%が中耳炎になるといわれます。繰り返すことが多く、鼓膜切開してもしなくても再発率は変わらないといわれています。中耳炎は喉や鼻に進入した菌が鼻水と共に耳管に流れ込んで炎症を起こします。慢性の中耳炎になると溜まった膿を出すために耳管通気療法・鼓膜切開・チューブ固定法がおこなわれ、鼓膜切開すると完治までの時間が短いというメリットがあります。(看護師)
鼻水が出たらすすらないよう、なるべく鼻をかんで鼻水を出して下さい。耳垂れがあれば、出てきた液だけ拭き取って下さい。日頃からうがい・手洗いをおこなって感染予防を心がけ、睡眠を充分に取って抵抗力をつけて下さい。(看護師)

もともと子どもの中耳炎は再発しやすく、手術が原因というわけではないようです。鼻水はきちんとかむなど、日頃から予防に努めることが大切とのアドバイスも専門家から寄せられました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加