出生前検査

高齢妊婦さん、みんな出生前診断を受けているの?

高齢出産になるため、出生前診断を検討しているというご夫婦からの相談です。費用のことや倫理面のこともあり迷っているようですが、どれくらいの高齢妊婦が出生前診断を受けているのかについて、医師や看護師はなんと答えているでしょうか。

妊娠8週のプレママからの相談:「どれくらいの高齢妊婦さんが出生前診断を受けるの?」

現在妊娠8週目の主婦です。現在私は40歳、夫は42歳の高齢で子どもを授かりました。担当の先生よりエコーを確認したところ、胎児の首の後ろに少し浮腫があることを健診で言われました。また、出生前診断があるが受けるかどうか検討してくださいとも言われ、悩んでいます。出生前診断には様々な方法があるようですが、費用が高く、またせっかく授かった命でもあるので診断を受けるかどうか悩んでいます。夫婦でもう少し話合って検討したいと考えているのですが、出生前診断を実際受けている高齢妊婦さんは、どれくらいいるものなのでしょうか。(40代・女性)

NIPT検査は年間7740件

非確定的検査の一種であるNIPTは年間7740件、確定的検査の一種である羊水検査は年間1万件ほど実施されているということです。

質問者様の状況からは次の出生前診断として、非確定的検査(クアトロ検査及び母体血中胎児染色体検査)と確定的検査(絨毛検査及び羊水検査)が挙げられます。中でも母体血中胎児染色体検査は通称NIPTといわれており、2014年にNIPT実施機関(全国37施設)を対象に集計された検査実施数が報告されております。それによると、年間7740件が実施されており95%以上が35歳以上の高齢者妊婦であることが報告がされています。しかしながら、妊婦さん当たりどれだけの割合が行われたかについては明確な数字は報告されていません。 (小児科専門医)
確定的検査のうち羊水検査については年間1万件ほどが実施されているようですが、同様に何パーセントの高齢妊婦が施行されているかについては正確な数字は割り出されておりません。(小児科専門医)

検査のメリットとデメリットを検討して

検査にも賛否両論があり、メリットとデメリットがあります。そのため検査を受けないことにする人もいるようです。

検査を受けるに当たっては賛否両論があり、事前に障害者と分かれば心の準備が出来る・先天性異常を早期に発見することで、生後に起こりうる疾患の予測や対応が出来る等のメリットもあれば、障害者と分かったら子育てする自信がない・夫または祖父母が出産に反対する・障害者だからといって中絶するのは倫理的な問題もあるとされています。結果を知るのが怖い・どのような結果でも授かった命だからと、検査を受けない方もいます。(看護師)

出生前診断のうち、例えばNIPT検査は年間7740件の実施があり、大部分が高齢者妊婦であるようです。とはいえ検査にはメリットとデメリットがあることが指摘されています。夫婦でよく検討して結論を出しましょう。


2017/10/23

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