顕微授精

2017/10/24

顕微授精で妊娠すると障害になりやすい?出生前診断をすべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

顕微授精で妊娠すると障害になりやすい?出生前診断をすべき?

顕微授精で妊娠した場合、出生前診断はした方が良いのでしょうか。今回は20代の女性からの相談です。不妊治療に通い、顕微授精でようやく妊娠した相談者さんですが、顕微授精は障害になりやすいのではないかと悩んでいます。専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

顕微授精についての相談:「顕微授精と障害の関係について」

初めての妊娠で5週目くらいです。4年前から妊活を始め、ここ2年ほどは不妊治療ができる病院へ通っています。私は原因不明の受精障害で、2回目の顕微授精で妊娠できましたが、受精障害の場合は障害になりやすかったりするのでしょうか。顕微授精をした場合も障害になりやすい等あるのでしょうか。出生前診断をしたいとも思っていますが、金銭的に不安で悩んでいます。流産になりやすい等あるようでしたら出生前診断は止めようと思っています。(20代・女性)

明らかではない顕微授精と染色体異常の関係。出生前診断を推奨する医師も

顕微授精と染色体異常との関係はまだ明らかにはなっていないようです。医師によっては出生前診断を推奨することもあるとの声がありました。

顕微授精に伴う染色体異常については現在までに多数報告されていますが、必ずしも関係はないとはまだ断定できない状況です。そのため専門家の中には、顕微授精を受けた場合は出生前診断を推奨される方もいらっしゃいます。(小児科専門医)
せっかく授かった命ですが、仮に検査をして異常があった場合はお子さんを諦めますか。ご指摘の通り、検査は無料ではありません。不妊治療にも費用はかかったことだと思います。我が子に障害がないことを願うのはどの親も同じだと思いますが、命を取捨選択するようなものですし、年齢的にもお勧めはしません。(看護師)

染色体異常の頻度が上がるのは35歳過ぎてから。担当医に相談して判断を

35歳を過ぎると染色体異常の頻度は上がるようです。不安なら担当医に相談するのが良いとのアドバイスが寄せられました。

相談者さんの年齢から考えても障害を持って生まれる可能性は低いように感じます。しかし可能性がないわけではありませんし、顕微授精したから障害を持つということでもありません。35歳を超えての高齢出産などの場合は染色体異常の頻度も上がるようですので、担当の医師に相談してみてはいかがでしょうか。相談者さんのことを最も分かっている立場ですし、リスクについては説明を求めることができますよ。(看護師)
注意が必要なのが、顕微授精をした場合の胎児については検査結果の解釈が複雑であるという点です。妊娠様式によっても正常値が異なることがあるためです。また、検査でわかるものはダウン症を始めとした、ごく一部のものだけです。出生前診断を含めて顕微授精を実施していただいた先生と一度相談された方が良いかと思います。(小児科専門医)

顕微授精と染色体異常との関係はまだ明らかではなく、医師によっても見解が分かれるようです。障害の頻度が上がるのは35歳以降で20代は確率的に高くはないようですが、不安なら担当医に相談するのが良いとのアドバイスが専門家からはありました。


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