腹痛

2017/10/24

妊娠中、食後に右脇腹がチクチク痛む…なぜ?どうすれば?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中、食後に右脇腹がチクチク痛む…なぜ?どうすれば?

妊娠27週の妊婦さんから、食後に右脇腹がチクチクと痛んで辛いという相談がありました。考えられる原因と対策について、専門家の皆さんの意見を聞いてみましょう。

妊娠27週のプレママからの相談:「食後の右脇腹の痛みは何でしょう」

少し前から、夕食後に右の脇腹が痛むようになりました。始めはそれだけだったのですが、最近は朝食を食べた後も痛むようになってきました。チクチクとした痛みで、左側に身体を傾けると、痛みが和らぐように感じます。時々、背中も痛む時があります。定期検診では、妊娠後期になれば胃が圧迫されて痛むこともあるが、それにはまだ早いと言われてしまいました。赤ちゃんは元気なようですが、腹痛で仕事もつらくなってきました。なんとかならないものでしょうか。(30代・女性)

子宮を支える組織が引っ張られている痛みかも

子宮が大きくなってきているため、子宮を支える靭帯や筋肉が引っ張られ、チクチクする痛みや違和感を引き起こすことがあるようです。

妊娠して子宮が大きくなってくると、子宮を支えている靭帯や筋肉が引っ張られて、痛みを感じることがあります。痛みの部位や感じ方はそれぞれですが、主に恥骨・足の付け根・下腹部・腰などでチクチクしたり、キリキリした痛み・引っ張られるような感覚があります。また、妊娠後期になってくると、キューッとした子宮の収縮による痛みが起こります。これらの痛みは一時的で、安静にして治まれば心配ありません。(看護師)

胃炎や水腎症の可能性も考えられる

胃が圧迫されることで、胃炎を起こしている可能性も指摘されています。また、妊婦水腎症も右脇腹に痛みを起こすことが多いようです。痛みが続く場合、セカンドオピニオンも視野に入れて受診を検討することが勧められています。

妊娠中期は、子宮が上の方に位置するため、胃が圧迫を受け消化不良による胸焼け・胃炎・逆流性食道炎などを起こす可能性があります。胎児の位置などにも影響しますが、食後の胃痛はこの可能性も考えられます。(看護師)
妊娠水腎症も多くの妊婦さんが経験していますが、気付かずに経過してしまいがちな症状の一つです。水腎症は、子宮が下がり始める前(32週目前)の時期に起こりやすいといわれています。水腎症の原因は、子宮増大による尿管の圧迫・黄体ホルモンの作用による尿管の筋肉の弛緩などが考えられます。左右どちらかのわき腹・下腹部・腰・背中に痛みが起こることが多く、特に右側に多く見られるといわれています。(看護師)
水腎症の場合は、自然治癒を待つしかありません。子宮の位置が下がり尿管の圧迫が解消されれば、自然と症状も改善していきます。日常生活では、痛みのある方を上にして安静にする・水分を多く摂る・尿意を我慢せずこまめに排尿するなどに気を付けると良いといわれています。(看護師)
痛みが続くようであれば再受診をし、水腎症は無いか、別の原因があるのか、しっかり原因を把握する必要があります。別の病院のセカンドオピニオンを受けることも検討してみましょう。(看護師)

痛みの原因は、子宮を支える組織が引っ張られて起こる可能性や、胃炎や水腎症を起こしている可能性が考えられます。痛みが続くようなら再受診することが勧められています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加