教育

2017/10/06

「絵本」で想像力を育むことが「本好き」につながる(対象:0歳~6歳)

この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント浅古 尚子(あさこ なおこ)

「絵本」で想像力を育むことが「本好き」につながる(対象:0歳~6歳)

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の浅古尚子(あさこなおこ)です。夫と4歳の娘の3人家族、ワーキングマザーです。

みなさんは、日々の生活の中に絵本を取り入れていますか?
親子のコミュニケーションという意味でも、子どもの想像力を育てるという意味でも、CFCでは「絵本の読み聞かせ」をオススメしています。前回は、絵本を読む環境づくりと、選び方のポイントをお伝えしました。
今回は、絵本を使って子どもの想像力を育むポイントについてお伝えします。
※詳しくは、CFC代表の山本直美先生の著書「子どものココロとアタマを育む、毎日7分、絵本レッスン(日東書院)」をご覧ください。

絵本の世界を日常に結びつけよう

ひょっとして、子どもに絵本を読み聞かせるだけで終わってしまっていませんか?もちろん、絵本を読む習慣があることだけでも素晴らしいのですが、ぜひ、絵本の世界を日常生活に結びつけてみましょう。

子どもは、「絵」を手がかりにして、「言葉」のイメージを掴んでいきます。逆にいうと、「言葉」が何を意味しているのか、それがどういうことなのかは「絵」がないと掴みづらいのです。「言葉」以上にイメージを膨らませていくためには、日常生活の中で、絵本の世界観を活用することがポイントになります。

例えば、絵本の中に「みかん」が出て来たら、子どもと一緒にスーパーにみかんを買いに行くのも良いでしょう。また、みかんを絞ってジュースを作って味わってみるのも良いでしょう。そうすることで、味や香り、質感を実感することができます。

「これは、甘酸っぱいね」「みかんは、冬の果物だね」「みかんは、お父さんが大好きだね」「チンパンジーも好きかもしれないね」など、さらにその周辺のイメージを膨らませていきます。みかん狩りに行けば、どのように育つのかもわかりますね。こうした実生活の経験を通じて、子どもに「みかん」のイメージがさらに具体化して心に刻まれていくことになります。

イベントも「絵本」で味わい尽くす

保育園・幼稚園では、ピクニックや遠足などがありますよね。動物園、お芋掘りなど、こうしたイベントの前には、関連する絵本を読むことをオススメします。

絵本をきっかけに「本当に動物園のライオンさん、がおーっていうかな?」「お芋の大きさ、○○ちゃんのお顔より大きいかな?」など、子どもがワクワクするような言葉かけをしてみましょう。「そうか、動物園にはライオンがいるのか!」「お芋ってどんな大きさかな」と、出発する前から子どもも楽しみになってきます。

子どもに絵本を選ばせている場合は、子どもが取りやすい場所に、季節のものやイベントに関連するものを数冊だけ入れておきましょう。たくさんあると子どもが迷ってしまいます。少しの工夫で、なんとなく過ごしていたイベントが面白い発見のチャンスになります。

大人になるにつれて必要になる想像力

こうした経験を重ねて、子どもは想像力をつけていきます。たとえば、「みかん」といえば「冬の果物」といった知識的なところだけでなく「食べる時は、手が黄色になるから、ティッシュを用意しよう」など、先の想像ができるようになって来ます。これは、お友達と遊ぶ時、勉強する時、ゆくゆくは仕事をする時にも大切な能力です。

また、小学生になり、絵本から児童書に移行する際に、「本嫌い」になってしまうケースもあります。でも、「絵」だけに頼らず、「言葉」からイメージを膨らませる経験があると、モノクロで字が増えた児童書も楽しむことができます。

こうして絵本を目的に合わせて選んだり、絵本を使って日常生活や遊びとつなげたりする経験は、親子にとって絆を育むかけがえのない時間となります。
ひらがなの読み書きを練習するのも良いですが、絵本を使って想像力が育まれるのは、幼児期の今だけ。時期は限られているので、ぜひ、楽しんで絵本を活用してみてくださいね。

【外部リンク】
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