冷え性

2017/10/10

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。
「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこちで耳にするようになりました。
それでは、実際に「温活」とはどのようなことを指すのでしょうか?
今回は、この温活のメリットや、実施の方法などを紹介していきます。

「温活」とは

今ではよく聞く「〇活」というコトバ。現代語・新語を数多く収録する『現代用語の基礎知識』(自由国民社)では、2011年版から「〇活」というコトバの収録数が増加したといわれています。
「温活」は2012年版に収録されていますから、比較的新しいコトバだといえるでしょう。
このように、「温活」は、さまざまな書籍や雑誌、Webサイトで取り上げられていますが、現在も明確な定義があるわけではありません。
一般的には心身の不調を改善したり、美容効果を期待して、日ごろから身体を温め、血行を良くするためにとりくむことを指すコトバとして使われていることが多いようです。

「冷え」に悩む人が増えている

なぜ「温活」というコトバが使われるようになったのか、その理由ははっきりわかりません。
しかし、その背景には現代人の冷えや、それによる心身の不調との関連がチマタでも広く認識されることになったことが影響していると考えられます。実際、現代人の体温の平均は36.2℃で、50年前と比べて0.7℃も低下していると指摘されています(出典:沢井製薬株式会社「サワイ健康推進課」)
では、なぜ現代人は冷えやすいのでしょうか?
その理由としては以下のことが指摘されています。
・運動不足による筋力の低下(とくに女性は筋力が少ないため、冷えやすい)
・不規則な食生活
・無理なダイエット
さらに、ある調査では、若い女性や、やせ型の女性ほど冷えを自覚しやすいことが報告されています(※)。
※今井美和・赤祖父一知・福西秀信「成人女性の冷えの自覚とその要因についての検討」2007年、石川看護雑誌第4巻。

なぜ温活が良いのか

身体を温める温活には、次のようなさまざまな効果が期待できるといわれています。

免疫力を上げる

身体の免疫機能で重要な役割を担っている白血球は、血液の流れに乗って全身に運ばれています。
そのため、身体が冷えて血流が悪くなると、白血球の流れも滞って、免疫力の低下につながります。
これまでの研究で、「体温が1℃下がると、免疫は30%、代謝は20%下がる」ことも明らかにされていますし、反対に身体を温めると免疫細胞が活性化することもわかっています(株式会社レンインボー『川嶋朗先生 独占インタビュー』 )。

身体の不調を改善する

冷えは、さまざまな不調を引き起こします。肩こり、腰痛、頭痛、不眠、手足のしびれ、倦怠感、便秘などさまざまな症状を引き起こします。
ですから、身体を温める温活を行うことは、これらの症状を改善することにもつながります。

月経痛を和らげる

身体が冷えて血流が悪くなると、子宮の血流も滞り、月経血の排出がスムーズに行われにくくなります。
すると、月経血を出そうと、子宮を収縮させる作用を持つプロスタグランジンが多く分泌されます。このプロスタグランジンは、痛みの原因物質でもあるため、冷えは月経痛を悪化させると考えられています。
ですから、温活を行い、血流を良くすることは、月経痛の改善にもつながります。
さらに、冷えは不妊の一要因ともいわれているため、温活は妊娠するためにも必要なことといえます。

太りにくい身体づくりにつながる

先に述べたように、体温と代謝には関係があります。
ですから、温活を行うと、代謝が良くなり、太りにくい身体づくりにつながります。

温活の方法

最後に、温活の具体的な方法をいくつかご紹介します。

運動習慣を取り入れ、筋力をアップする

筋肉は身体の熱を作る器官なので、運動習慣を取り入れ、筋力をアップさせることは温活を行う上で欠かせないポイントです。
現在、運動をあまりしていない人は、まずはウォーキングを行う、できるだけ階段を使うようにするなど、できるところから始めてみましょう。

身体を温める食べ物を摂る

当たり前のことですが、冷たいものの摂りすぎは身体を冷やします。温活のためには、飲み物は常温や温かいものにしましょう。
ただし、ホットコーヒーなど温かくてもカフェインが入っているものは身体を冷やす作用があるため、摂りすぎには注意が必要です。
また、根菜類や香味野菜(ねぎ、にんにく、しょうがなど)、鶏肉・レバー、魚やチーズなどの食べ物には身体を温める働きがあるので、積極的に摂るとよいですね。

身体を温めるグッズを活用する

湯たんぽや腹まき、レッグウォーマーなど最近では温活に活用できるグッズが多く販売されています。
このようなグッズを活用するのもひとつの方法でしょう。
ただし、温まりすぎて汗をかいてしまうと、かえって身体を冷やすことになるので、注意しましょう。

湯舟につかる

シャワーで済ませてしまう人もいるかもしれませんが、入浴には身体を温め、血流を良くする効果があります。

マッサージやストレッチをする

マッサージやストレッチには、血液やリンパの流れを良くし、冷えやむくみの改善が期待できます。

温活にはさまざまな方法があります。まずは、取り入れやすいものや自分に合ったものから始めてみましょう。

【参考】
沢井製薬株式会社「サワイ健康推進課」
株式会社レンインボー『川嶋朗先生 独占インタビュー』
・南部洋子『女のキレイは子宮から-いますぐ始める「子宮エクササイズ」』草思社、2013年。

<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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