子育て

2015/05/16

子どもをほめたり、感謝を伝えるときに、是非忘れないでほしいこと

この記事の監修/執筆

産後出張ケアセラピスト熊野 薫

子どもをほめたり、感謝を伝えるときに、是非忘れないでほしいこと

こんにちは。妊婦さん、産後ママのための出張リフレクソロジー~みまもりリフレ~代表の熊野です。
私は、これまでに数百人の産前産後ママとお会いして、ケアをしたり、お悩みを聞かせていただいたりしています。

お子さんが生まれると、あらゆるタイミングで我が子を褒める機会が出てくると思います。

産まれたばかりの頃は、「おっぱいたくさん飲めたね^^」とか「上手にゲップできたね」に始まり、「あんよ上手!」「お友達にちゃんとおもちゃを貸してあげられて偉いね」とか、少し大きくなれば、「お手伝いしてくれて助かる!」といった感じに。

そんな時に、ママやパパに、是非忘れないでほしいことがあります。

それは、

その子の存在そのもの、を声に出して褒めること。

その子が今、ここにいてくれることに感謝しているというご両親の思いを、伝えること。

なんです。

人はどうしても、目に見えること、を口に出しがちです。

確かに我が子が歩いたら嬉しいし、人にやさしくしている姿にはウルっとくるし、 何も言わなくてもお皿を洗ってくれたりすると感激します。

もちろんそういう行動、行為を褒める、ということが悪いわけではなく、それもどんどん褒めていただきたいのですが、それと同時に、「何もしていない、ただ存在しているだけの我が子」を口に出して褒めて、感謝を伝えてあげて欲しいのです。

赤ちゃんが生まれてまだ間もない頃、寝ているだけで何もできない時に、 朝、呼吸をしている赤ちゃんを見て「今日も生きていてくれた」とホッとした経験をお持ちのご両親も少なく無いと思います。

ただそこにいること、への感謝や存在の大きさを、時として私達は、日常に紛れ、忘れがちになってしまいませんか?

ちょうど今、映画として話題になっている作品があります。
「ビリギャル」という、学校で成績が悪く、素行不良だった女子高生が、ある塾の先生と出会い、現役で慶應大学に合格した、というお話です。

この映画の原作となった本の中で、描かれている大切なことがあります。

それは、英語や歴史の知識のなかった女子高生が1年少しで志望大学に入学した、という事実ではありません。
(もちろん、それも書かれていますしそれが本題なのですが(笑)、私はそれは単なる事実だと思っています)

彼女の塾の先生、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者、坪田先生、そして、彼女のお母さんのああちゃん、が常に彼女にしてきたこと。

それは、「あなたはあなたのままで素晴らしい、あなたには存在しているだけで価値があるんだよ」と伝え続けていた、ということなのです。

英語の偏差値が上がったから素晴らしい、でもなく。
ギャルメイクや短いスカート、たばこを吸うといった身なりや行動が変わったからすごい、でもなく。
もちろん彼女が、現役で志望校に合格したから、でもない。

彼女が、存在していること、生きていること、に対して、絶大なる安心感が持てるような声掛けを、日頃から常にしていたのです。

彼女の物語は、結果現役で志望校に合格する、というハッピーエンドで終わりますが、 私は個人的には、彼女がもし志望校に合格していなかったとしても、その後の人生を幸せに生きられていたのではないかなと思うのです。

日本人は、謙遜が美徳、と言われる風潮などもあり、とかくその人そのものを褒めるのが苦手だったりします。

その人の持ち物、所属、容姿、考え方などを褒めるのは、確かにやりやすい。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

でも、その人のまさに生まれ落ちた瞬間からを知っているご両親であればこそ、 その子が生きている、ということ、この世にやってきた、というその事実そのものを、 いつまでも褒めて、感謝してほしいなと思うのです。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加