予防接種を同時接種した日に熱が・・・次は別にすべき?

赤ちゃんが生まれると、早いうちに受けておかなければならないワクチンがたくさんあります。接種スケジュールの緩和と免疫を早くつけるため同時接種が推奨されますが、その安全性などについて医師や看護師さんたちに聞いてみました。

ママからの相談:「同時接種の後に発熱。次回から別々にするべき?」

予防接種ですが初回にヒブ、肺炎球菌を同時接種したときは副反応はありませんでしたが、2回目にヒブ、肺炎球菌の他に4種混合を同時接種した日の夜に38℃の熱が出ました。翌日には機嫌もよく平熱に戻りましたが、これが同時接種による副反応なのかよくわかりません。また熱を出すと心配なので、次回は4種混合だけ別に受けた方がよいのか悩んでいます。(20代・女性)

ワクチン接種後の発熱はよくあること

予防接種後の発熱は珍しいことではなく、身体が抗体を作るために起こる自然な反応です。同時接種は世界的に安全性が保証されており、発熱しても翌日元気で熱が下がれば問題ないでしょう。

接種後の発熱は抗体を作るための身体の自然な反応なので、すぐに解熱して元気であれば心配ありません。接種後に高熱が続いたり元気がなく苦しそうなら、すぐに接種を受けた病院に連絡してください。予防接種は回を重ねるごとに発熱しやすくなることがあり、これは免疫がついてきている証拠ですが、次回の接種をどうするかは医師と相談してください。(産科看護師)
同時接種は世界各国で行われて安全性の保証もされており、同時接種によって副反応が増強するようなこともないといわれています。しかし、予防接種による命に関わるような重篤な副反応は、まれですが、発熱やかゆみや発赤などは起こることもあります。(内科医師)

4種混合ワクチンを接種した半数近くが発熱

4種混合ワクチンは、発熱や腫れなどが起こりやすいことが臨床試験のデータで確認されています。しかしほとんどの場合、数日で改善されるため、軽い副反応が出ても様子を見ることが一般的です。

4種混合ワクチンの臨床試験では、合計4回のワクチン接種において1回でも37.5℃以上の発熱を認めた方は約47%との報告があります。また、この発熱のほとんどは接種3日以内に認められ回復したそうです。47%はとても多い割合ですので、相談者様のお子さんもワクチンによる副反応の可能性があります。接種部位の副反応についての報告では発赤は約70%、腫れは約30%、しこりは約50%にみられ、これらもほとんど接種3日以内に認められて回復するようです。(内科医師)
4種混合ワクチンは、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの4種類の不活化ワクチンで、どれも子どもがかかると重症化する可能性があり、予防のためには重要なワクチンです。そのため今回のように1日だけの発熱で翌日すぐに戻ったのなら、病院でも経過をみることが多いです。(内科医師)
4種混合を別にしてもよいですが、生ワクチンは4週間・不活化ワクチンは1週間あけないと打てないので、別にするとスケジュールが立ちにくい可能性もあります。単体で受けても4種混合は発熱する可能性があるため、医師と相談して接種スケジュールを決めてください。(内科医師)

同時接種を不安に思うママもいるようですが、その安全性については保証されています。接種後の軽い発熱は身体の反応として珍しいことではないので、2~3日で改善されれば問題ないとのことです。


2015/09/30

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