赤ちゃんの薬の服用が心配…漢方やハーブで風邪を治せる?

赤ちゃんが風邪を引くと、シロップ薬が処方されることが多いようです。まだ小さい赤ちゃんに薬を飲ませるのは抵抗がある、という相談者の方ですが、子ども向けの漢方などはあるのかどうか看護師さんたちに聞いてみました。

ママからの相談:「薬を与えることに抵抗あり。赤ちゃんの風邪、漢方などで治療はできる?」

9カ月になる娘が風邪を引くと、小児科でシロップ薬が処方されますが、まだ小さい赤ちゃんに薬を与えることに抵抗があります。しかし、鼻水を取るだけでは中耳炎になってしまいそうで、薬を与えるかいつも迷うのですが、薬を飲むことでだんだん効かなくなることはあるのでしょうか。漢方やハーブなど、薬に頼らず風邪を治す方法はありますか?(30代・女性)

薬が効きにくくなる心配はほとんどない

薬(抗生剤)が効きにくくなるというのは、その薬に対する菌の耐性ができるからです。しかしそれは間違った飲み方をした場合にのみ起こり、医師の指示通りに服用すれば心配ないでしょう。

細菌も日々進化していて、たとえば同じ抗生剤を使用した場合、細菌が抗生剤に対して耐性能力を持つために、薬の効果が得られない場合があります。長期間漫然と同じ抗生剤を使用すると耐性菌が出現する確率が高まりますが、一般的に病院で処方される抗生剤は短期間なので、医師の指示の下での服用なら、さほど心配ありません。(産科看護師)
薬の使用により、その薬が効かなくなってしまったり効果が弱くなることを、その薬に対する耐性ができるといいます。耐性の生成を防ぐためには、必要なとき以外に抗生物質を使わない(ウイルス感染には抗生物質を使用しない)、治療が完了するまで抗生物質の服用を続けるということです。つまり医師の指示通りに服用する分には問題なく、薬の使い方が適切でなかった場合にのみ耐性を持つようになります。 (内科看護師)
抵抗力の弱い子どもは、たかが風邪と思っていても重症化しやすいため、予め症状を薬で抑えることも必要です。子どもに処方される薬は、症状や体重や年齢に合わせて処方されます。(産科看護師)

最近は漢方薬を処方する小児科も

作用が優しい分、効果が出るまでに時間がかかることもありますが、最近は漢方薬を処方する小児科もあるようです。また風邪については、まずはいつも赤ちゃんの側にいるご家族の皆さんから風邪予防に努めましょう。

漢方薬は副作用が少なく安全というイメージですが、効果が出るまで時間がかかるようですし、子ども用の甘い味付けではありません。しかし最近は、漢方薬を中心に治療する小児科もあるので、薬に対して不信感があるなら医師とよく相談してください。(産科看護師)
有名な漢方は風邪の引き始めに飲む葛根湯(かっこんとう)などですが、他にも症状に合わせて色々とあます。ハーブも症状に合わせて、たとえば咳止めにはタイムのハーブティーなどがあるようです。漢方やハーブに関しては、病院ではなく専門店で相談されるとよいでしょう。(内科看護師)
薬に頼りたくないのなら、まず風邪予防を心がけてください。お子さんはまだ手洗いもうがいもできないので、まずは側にいるご家族が風邪予防に努めましょう。手洗いうがいを励行し、風邪の季節は人ごみを避けてください。 (産科看護師)

赤ちゃんに薬を飲ますのをためらうママは少なくないですが、医師の指示通りに服用すれば問題はありません。漢方については、かかりつけ医に相談するか、漢方専門店に尋ねるのもよいでしょう。


2015/10/31

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