2016/10/31

暑い夏、子どもを外に連れ出さないほうがいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

暑い夏、子どもを外に連れ出さないほうがいい?

赤ちゃんはできるだけ外気に触れさせるのがよいといわれますが、夏場はどうしたらよいのでしょうか。暑くても外に連れ出すべきか、それとも空調の効いた部屋で過ごしたほうがよいのでしょうか。暑い季節の過ごし方について、専門家に聞いてみました。

ママからの相談:「暑い季節でも子どもを外に連れ出すべき?」

現在7カ月ですが、暑い季節は散歩に積極的に連れ出すのとエアコンの効いた室内にいるのとではどちらがよいのでしょうか。エアコンの効いた部屋に長時間いることで悪影響がないか心配です。水分補給に塩分も摂った方がよいといいますが、まだ味付けしたものは食べさせておらず、ミネラル分をどうやって補うべきでしょうか。子どもは思った以上に汗をかくので、適切な頻度と量の目安を知りたいです。(20代・女性)

暑い環境に慣れることで体温調整できるように。早朝や夕方にお散歩を

外気にふれることで、体温を調節する機能は発達します。空調の効いた部屋ばかりにいると自律神経が乱れ、熱中症などを引き起こしやすくなります。

エアコンが効いた部屋で過ごすと、子どもの自律神経が乱れるといわれます。自律神経というのは、身体を自然環境に適応させるものとイメージしてください。空調の効いた環境にいれば、自分で順応せずとも過ごせます。その結果、体温調節ができなくなり、熱中症などを引き起こしやすくなると考えられています。(循環器内科看護師)
外で遊ばせるのは構いませんが、地面がアスファルトだったり、気温が35度を上回る時などは要注意です。エアコンをつけっぱなしでも、室温を低くしすぎなければ特に問題はないでしょう。ただし、ある程度は暑い環境にも慣れておかないと、本来私たちに備わっている汗をかいて体温調整をする機能が低下してしまう可能性があります。(看護師)
以前に比べ外気温は高くなっていますが、一日中ずっと屋内で過ごすより、自然の中で遊ばせてあげるほうが発達にも良いと思われます。比較的暑さの和らぐ早朝や夕方に外出してみてはいかがでしょうか。(循環器内科看護師)

市販のスポーツドリンクを薄めて与えて。30分ごとに与えて様子を見て

ミネラルを補うなら、市販の子ども用のものか、スポーツドリンクを薄めて与えましょう。

水分や塩分は市販のスポーツドリンクなどを水やお湯で薄めて与えれば、ミネラルを補給できると思います。目安は、30分おきごとに与えてみて様子を見たり、おしっこの量が減っていないかチェックして、脱水や熱中症を予防しましょう。 (循環器内科看護師)
確かに子どもは汗をかきやすいですが、スポーツ選手のように野外で何時間も激しい運動をするわけではないので、あまり電解質にこだわらなくてもよいでしょう。汗をかくとナトリウムやクロールなどの電解質が出ていきますが、出たもの全てが失われるわけではなく、再び皮膚から吸収されます。もし電解質を補いたいなら、市販の子ども用のもので構いません。喉が渇く前に、補水させることがベストです。(看護師)

外に出ることで、体温調節機能が発達します。比較的涼しい早朝や夕方に、外に連れていってあげましょう。ミネラル補給には、スポーツドリンクを薄めたものを喉が渇く前に与えて、様子をみましょう。


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