においつわりがつらい…何か対策はある?

妊娠初期の症状で代表的とされるので「つわり」。相談者さんは妊娠中のにおいつわりがひどく、上の子の離乳食や夕飯の支度も困難なようです。何か対策はあるのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代、女性からの相談:「においつわりがつらい・・・」

現在妊娠初期なのですが、吐きつわりは無いもののにおいがダメです。ご飯を炊いた時のにおいが気持ち悪くて夕飯の支度もままならないくらいにおいつわりにやられています。上の子の離乳食も作らないといけないのですが、それですらやられています。外出した際に油物のにおいが漂ってきただけで吐きそうになりました。どうにか軽減する方法は無いでしょうか?症状がひどい時はご飯の支度など手抜きをしてしまってもいいのか悩みます。(30代・女性)

妊娠中はにおいに敏感になる

妊娠中は女性ホルモンの変化で、においに敏感になります。妊娠16週頃には落ち着いてくるとされています。

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えるのですが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが増えることで、においに対する感受性が強くなり、普段平気だったにおいにも敏感になると言われています。また、「胎児を守ろう」という生物としての本能的な働きもあり、タバコやアルコールなどのにおいも不快に感じることがあります。(助産師・保健師)
つわりは多くの場合一過性で、妊娠5~6週に症状が出現し、妊娠16週頃には落ち着いてくるとされています。(看護師)

つわりがひどい時は無理をしない

つわりがひどい時は、無理をせず家族の力を借りて、家事の負担を減らすようにしましょう。においつわりであれば、好みの香りを嗅いだり、マスクを着用したり、さまざまな対策ができます。また、空腹時はつわりが悪化する恐れがあるため、注意しましょう。

においつわりの対策としては、マスクを着用することや、好みの香りを嗅ぐことが効果的な場合があります。どんな香りで気分が軽快するかは人によって異なりますが、グレープフルーツなどの柑橘系の香りを好む人が多いようです。(看護師)
症状がひどい時には無理をせず、ベビーフードやお惣菜、レトルト食品や冷凍食品を利用するなど、家事の負担を減らすようにするとよいでしょう。また、つわりの症状は早朝空腹時にひどくなる傾向があります。朝起きた時、すぐに口にできるものを枕元に用意しておくことで、朝食の支度が楽にできるようになるかもしれません。 (看護師)
炊飯器からモワっと蒸気が出る時はマスクを着用したりするのも少しは効果があるかもしれませんね。食べつわりならば、空腹時はよりにおいに不快感を抱くと思いますので、料理をする時はなるべく空腹時と重ならないようにすることもいいかもしれません。つわりは妊娠初期が現れやすいですが、妊娠期の間ずっと症状が続く方もおられます。いずれにしても、出産すればなくなるものです。なかなか周りに分かってもらいづらいかもしれませんが、辛いことを家族や周りに伝えて手助けしてもらえると良いですね。(助産師・保健師)

妊娠中は、女性ホルモンの変化でにおいに敏感になります。つらい時は無理をせず、家族の力を借りながら家事の負担を減らすように工夫しましょう。

参考:
医療情報科学研究所編集「病気がみえるvol.10産科第3版.メディックメディア」2013年9月


2019/08/31

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美